次世代のための日独学術交流強化について

平成15年8月18日

　日本政府は、日本学術振興会を実施主体として、日独間の学術交流の活性化に向けて、下記の取組を実施する。

１．先進国拠点大学型プロジェクト
　　・日本の研究拠点とドイツの研究拠点を核とする大型共同研究を実施
　　・大型共同研究を軸に生命情報学、材料科学などの特定分野における研究ネットワークを形成
　　（注）本プロジェクトは、先進国との間での初めての取組み。

２．外国人特別研究員事業の拡大
　　・若手研究者対象の短期フェローシップ事業を拡大し、現行１０人のドイツ枠を２０人規模に倍増

３．日独先端科学（ＪＧＦｏＳ）シンポジウムの開始
　　・日独異分野のトップクラスの若手研究者（４５歳以下）計１００名を対象に３日間開催
　　・異分野間の討議を通じて新たな研究分野を開拓
　　・将来の大学長や学部長等、指導的立場の研究者を育成
　　（注）本件は、欧州との関係で初の取組み。

４．若手研究者の共同研究・セミナーの開催支援
　　・日独の若手研究者が新たに開始する国際共同研究を支援し、交流を促進

５．その他日独交流促進に向けた取組
　（１）日独交流促進セミナーの開催　
　（２）親日、親独の研究者間ネットワーク形成
　（３）JSPSとドイツ学術振興機関が連携し、自国及び相手国での広報活動に協力
　（４）学術振興機関間の職員交流

【参考：従来の日独交流事業】
日独科学協力事業［共同研究（DFG），セミナー（DFG），研究者交流（DAAD）］
日独研究者特別招へい事業（AvH）
フンボルト財団奨学研究員渡航費援助事業（AvH）
外国人招へい研究者事業<長期・短期>
外国人特別研究員事業<一般，欧米短期，サマー・プログラム>　　　　　　　　　
（丸括弧内はドイツ側パートナー機関）