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安全の手引き



はじめに

 在留邦人の皆様には、日頃から防犯のために種々の工夫をこらし、事件などに巻き込まれないよう心がけておられることと思います。

 ドイツは安全な国といわれていますが、ホテルや駅での置き引き、スリ、路上でのひったくり、駐車中の車上狙い、住居への忍び込みや空き巣などのほか殺人や強盗、傷害など身体に対する犯罪行為も多発しています。

  これら犯罪の発生要因には、高失業率や犯罪組織の増加などがあげられますが、各個人の防犯意識の低下も一因ではないかと思われます。日本の生活感覚のままでの当地滞在は思わぬ被害につながりかねません。

 このたび当館で日頃気づいた諸点をベルリン州刑事警察作成のパンフレットなどを参考に、「緊急事態対処マニュアル」を加えた「安全の手引き」として簡単に取りまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

 

目次

2. 最近の犯罪発生状況

2005年の犯罪統計によるベルリン州における犯罪の発生状況は次のとおりです。

項目
件数
前年比
犯罪発生件数
509,175件
-30,492件(-5.7%)
人口10万人当たり
15,030件
-897件(-5.7%)
窃盗に関する犯罪
208,374件
-18,361件(-8.1%)
スリ
17,188件
-886件(-4.9%)
強盗に関する犯罪
7,878件
-616件(-7.3%)
麻薬に関する犯罪
12,504件
-1,284件(-9.3%)
詐欺に関する犯罪
81,345件
+4,858件(+6.4%)

 

3. 日常生活での一般的な注意事項

    1.  スリ・ひったくり・強盗などに遭わないために

 スリや強盗、ひったくりは犯行前に狙った者の行動を注視していることが多く、犯行の機会を待っています。スリや強盗に機会を与えないようにすることが大切です。詳しくは末尾の「スリにご用心」を参考にしてください。

スリ・置き引き
 駅、デパート、スーパーマーケットのレジ、空港、ホテルの受付や朝食時のレストラン、催し物会場など人が多く集まる場所には複数組のスリがいることに注意してください(一人が近づき話しかけるなど注意をそらしている隙に、他の共犯者が実行するなどの手口。)。

《 一口アドバイス 》

ハンドバック強盗
 ハンドバック強盗は被害者の後ろから近づき、追い越しの際(自転車やスクーターなどのときもあります。)にハンドバッグをひったくる事例が多くみられます。

《 一口アドバイス 》

被害にあったときは

いかさまゲーム
 ウンター・デン・リンデンのシュロス・ブリュッケのたもとや繁華街の路上でサクラを含む数人がグルになって、サイコロや小玉などを使ったいかさまゲーム(Hütchenspiel)を開帳し、観光客などを誘い込んでは金銭を騙し取るなどの詐欺行為が頻発しています。
 最初は賭に勝たせ、最後には必ず大負けするようにトリックが仕組まれてあって、たとえ抗議しても賭け金は戻らないばかりか最後には殴るなどといった暴力を振るうことがあります。警察では取り締まりを強化していますが、安易に誘いにのらないよう呼びかけています。

ベルリン中心部の警察署

分署
所在地
最寄り駅
TEL
Charlottenburg
-Wilmersdorf
24
Kaisedamm 1
14057 Berlin
U2:
Sophie-Charlotte-Platz
(030)
4664 224 700
 
25
Kurfürstendamm 142
10709 Berlin
S41,S42,S46:
Halensee
(030)
4664 225 700
 
26
Rudolstädter Str. 79
10713 Berlin
S41,S42,S46:
Hohenzollerndamm
(030)
4664 226 700
 
27
Bismarckstr. 111
10625 Berlin
U2:
Ernst-Reuterplatz
(030)
4664 227 700
Mitte
31
Brunnenstr. 175
10119 Berlin
U8:
Rosenthaler Platz
(030)
4664 331 700
 
32
Jägerstr. 48
10117 Berlin
U2: Hausvogteiplatz
U6: Französische Str.
(030)
4664 332 700
Tiergarten
Moabit
33
Perleberger Str. 61A
10559 Berlin
S41,S42: Westhafen
U9: Amrumer Str.
(030)
4664 333 700
Tiergarten
34
Alt Moabit 145
10557 Berliin
S5,S7,S75,S9:
Hauptbahnhof
(030)
4664 334 700
Wedding
35
Oudenarder Str. 16
13347 Berlin
U6: Seestr.
U9: Nauener Platz
(030)
4664 335 700
 
36
Pankstr. 29
13357 Berliin
S1,S2,S25:Humboldthain
U8: Pankstr.
(030)
4664 336 700

    2.  住居の安全のために

 「空き巣」、「忍び込み」や「押し入り強盗」は犯行発覚時や犯人との遭遇により殺人や傷害といった凶悪事件に発展する可能性の高い極めて危険な犯罪行為です。これら犯行を防ぐためには、安全錠の取り付けや施錠の励行、近所の人と良好な関係をつくり、緊急時には助け合える関係を日ごろから築いておくことが大切です。
 空き巣を防ぐためには安全性のテストをした空き巣防止用の窓やドアを取り付けることなどが重要です(ただし、工事には家主の承諾が必要。)。また、ドア本体、枠、蝶番、錠、補強金具、錠の受け座は相互に調和していることも重要です。
 在室中に住居に侵入する忍び込みには在室時においても窓やドアの確実な施錠、管理などの基本的対策の実践がなにより大切です。

《 一口アドバイス 》

  1) 不審者

  2) 施錠

  3) 長期不在

 4) 貴重品

《 押し入り強盗の手口 》

 来訪者にはまずインターフォンやのぞき窓で確認してからドアを開けます。見知らぬ人にはドアを開けないで応対するか、ドアチェーンをかけたまま応対することが重要です。
 うっかり気を許してドアを開けたとたんに、押し入り強盗に早がわりすることがあります。
 例えばこのような事例があります。

  1. 気分が悪いのです。薬を飲む水をいただきたいのですが、中に入っていいですか。
      ⇒ ドアを開けない。

  2. 事故を起こしたので至急医者に連絡をとりたいのです。電話を使わせてくれませんか。
      ⇒ 断る。または、家の中に入れないで替わって電話をしてあげる。

  3. 隣家に花(プレゼントなど)を持ってきたのですが、不在なので預かってもらえませんか。
      ⇒ 受け取らない。または、ドアの外に置いてもらう。

  4. 子供が便意を催しています。トイレをかしてくれませんか。
      ⇒ 断る。

   3.  自動車の盗難などに遭わないために

 車内においた金品の盗難や自動車の盗難はベルリンの多くの地域で発生しています。特に市中心部から離れた人通りの少ない、あるいは人目に付かない場所での駐車には十分注意する必要があります。

《 一口アドバイス 》

   4.  傷害、暴行に遭わないために

 ツォー駅などの主要駅周辺、深夜の地下鉄やSバーン、クーダムなどの繁華街、外国人居住者が多い地域、観光スポット周辺などでは、犯罪発生率が高い傾向にあります。特に夜間には不良グループ、凶器所持者、泥酔者、薬物使用者などの徘徊も増え、思わぬ状況で避けきれない犯罪に巻き込まれる可能性が特に高くなります。

《 一口アドバイス 》

被害にあったときは

   5.  騒動などに巻き込まれないために

 ベルリンでは日々さまざまの街頭デモや集会、屋外イベントなどが開催されています。特に毎年5月1日に行われるメーデーでは会場となるKreuzberg地区のMariannenplatz およびOranienstr.一帯、Prenzlauerberg地区のKollwitzplatzではアウトノーメ(無秩序主義者)による取り締まりの警察官に対する投石や挑発などで大きな騒動を引き起こし、警察機動隊が出動する事態が例年起きています。また、大晦日(Silvester)から新年にかけての花火打ち上げでは、毎年多くの負傷事故が発生しています。そのような場所にはむやみに近づかないことが肝心といえます。

   6.  誘拐に遭わないために

 ドイツでも日本人や日系企業が誘拐事件の対象となる可能性は決して排除できません。不必要に警戒的になることはないにしても誘拐の対象にされにくいように日頃から心がけることが大切です。

《 一口アドバイス 》

   7.  性犯罪から子どもを守るために

 幼児・児童がさまざまのトラブルへの対応方法を学ぶためには大人の助けが不可欠です。ティーンエイジャーでも犯罪の犠牲者や加害者になることがあります。
 子どもに対する性犯罪の可能性を感じたとき、その解決や必要な措置などについては専門家に委ねることが肝心です。

《 一口アドバイス 》

   8.  子どもを麻薬から守るには

 麻薬の危険、麻薬の依存は一朝一夕に起こるものではありません。子どもの性格、社会環境、麻薬の魅力、麻薬が自由に手に入る環境など相互に絡み合った一連の複雑な原因によるものです。
 麻薬依存症はどこの家庭でもおこり得る病気です。年齢、性別、学歴、職業の別なく誰にでもおこり得ます。麻薬依存の危険防止のため専門家の支援を受けてその助言をいかすことが必要です。

麻薬依存症の前兆と対処
 麻薬依存症に明白な兆候はありません。また子どもの顔を無意識にみていてわかるものではありません。しかし、深刻な問題を意味する前兆があります。そのときは注意深い観察が必要となります。このような前兆は麻薬依存症である危険性もありますが、他の問題によることもあります。
 つぎのような状況が長期間続いたり、頻繁である場合にはその原因を究明する必要があります。親はまず教師、カウンセラーなどに相談して、深刻な問題が根底にあるとの印象を強く感じた場合は、相談所(Erziehungsstelle, Familienberatungsstelle)で助言を受けることが極めて重要です。

相談など
 質問、助言、支援は相談所にて無料で受けることができます。相談所は警察と連携していませんから、刑事訴追を心配することはありません。麻薬依存の前兆となる行動を早い段階で認識し、ためらうことなく対処することが極めて重要です。問題克服には相談所の支援が役立ちます。相談所(住所、電話番号)は市町村の児童福祉課 (Jugendamt) あるいは教会などに照会してください。また相談所では匿名の相談にも応じています。各市にある相談所については電話帳(Gelbe Seiten)の「Beratungsstellen(相談所)」、「Jugendberatungsstellen(青少年相談所)」、「Drogenberatungsstellen(麻薬関係相談所)」の欄にも掲載されています。

相談所(例)

Humanistischer Verband Deutschlands
Landesverband Berlin e.V.
Wallstr. 61-65, 10179 Berlin
Tel.: 030-6139 040

Familie im Zentrum
Familieberatungs und Bildungsstelle
Rudolf-Steiffert-Str. 50a, 10369 Berlin
Tel.: 030-9780 00

   9.  交通事故から身を守るためには ~特に自転車走行~

 ベルリンでは道路もよく整備されており、交通規則も守られていますが、滞在当初の日本人の方々は歩道に併設されている自転車専用道に不慣れなため、自転車走行者、歩行者ともども思わぬ交通事故に巻き込まれることがあります。
 一般に自転車に乗ることは安易に考えがちですが、ドイツにおいては自転車走行にも様々な交通規則が設けられています。
 自転車による交通事故の大半は、自転車に乗る人が交通標識をよく見なかったり、信号を無視したりする場合がほとんどです。自転車に乗るときは自動車運転者と違って自分の体を直接守るものがないことをよく認識し、目立つ服装の色を選ぶというような注意も必要です。

《 一口アドバイス 》

   10.  緊急連絡先

(2006年11月現在)

日本語
ドイツ語
電話番号
警察 Polizei 110
消防署 Feuerwehr 112
救急医 Notarzt 030/3100 31
歯科緊急対応 Zahnärztlicher Notdienst 030/8900 4333
030/4221 1437 (夜間)
中毒緊急対応センター Giftnotzentrum 030/1924 0
030/4505 53555 (成人のみ)
自動車事故救援サービス Pannenhilfe 0180-2222 222 (ADAC)
ガス GASAG Entstörungsdienst 030-7872 72
水道 Wasser Entstörungsdienst 0800-2925 959
BVG遺失物預かり所 BVG-Fundbüro 030/1944 9
ドイツ鉄道遺失物預かり所 Fundbüro Deutsche Bahn AG 0180-5990 599
ベルリン市遺失物預かり所 Zentrales Fundbüro 030/7560 031 01
クレジットカード紛失 Kreditkarten Notruf 069/7933 1910
  Visa(日本で発行されたもの) 0800-1822 099
  American Express
(日本で発行されたもの)
0800-181 0778
0081-3-3220-6100
  Diners Club
(日本で発行されたもの)
0081-3-3570-1200
  Master(日本で発行されたもの) 0800-819-1040
  JCB(日本で発行されたもの) 069/2920 59
在ドイツ大使館 Botschaft von Japan 030/21094-0 (代)
(勤務時間外、緊急時を含む)
030/21094-158(領事部直通)
在デュッセルドルフ総領事館 Japanisches Generalkonsulat
in Düsseldorf
0211/16482-0
在ハンブルク総領事館 Japanisches Generalkonsulat
in Hamburg
040/3330 17-0
在フランクフルト総領事館 Japanisches Generalkonsulat
in Frankfurt
069/2385 73-0
在ミュンヘン総領事館 Japanisches Genelralkonsulat
in München
089/4176 04-0
外国人局 Landeseinwohneramt
Abt.Ausländerangelegenheiten
030/9026 90
運転免許局 Landeseinwohneramt
Referat Fahrerlaubnisse
030/90269 2300
ベルリン観光局 Berlin Tourismus Marketing GmbH 030/2500 25

 

 

 

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