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2003年度連邦教育研究省予算決まる(2003年4月23日)
昨年10月の総選挙の影響及び租税優遇措置改正の難航により決定が遅れていた2003年度連邦政府予算が決定された。教育研究省予算は、厳しい財政状況の中、当初見込み86.1億ユーロ(対前年度比2.6%増)であったものが、83.6億ユーロ(対前年度比0.3%減)に押さえられる結果となった。マックスプランク協会への予算は前年同(実質マイナス)、フラウンホーファー協会への予算は対前年度比2.5%減とされる中、ドイツ研究協会予算は2.5%増となった。
研究炉FRM−Uの運転認可(2003年4月15日)
連邦環境・自然保護・原子力安全省は、高濃縮ウランを燃料とする研究炉FRM−Uの運転を条件を付した上で認可した。同研究炉は、兵器に転用可能なウランを燃料とするため、その運転に関し米国等から核不拡散の観点から懸念が表明されていた。今回の認可に際しては、同研究炉を2010年までに低濃縮ウランを燃料とする炉に改変すること等の条件が付され、国際世論との妥協を図った形となった。
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