「サイエンス・ナイト」が大成功(5月13日)
60の学術・研究機関が参加して1600に上るプログラムが用意された「サイエンス・ナイト」が約14万人を動員する新記録を打ち立てた。ベルリンで行われたこの科学を楽しむ祭典は、大人も楽しめるレーザーショーや子供実験教室など多彩な催しが繰り広げられ、参加者は昨年から約20%増加した。
コロンバス完成、アメリカへ(5月2日)
ブレーメンで製作されていた国際宇宙ステーションの研究モジュール「コロンバス」が完成した。2007年秋にスペースシャトルで打ち上げられる予定。アメリカ合衆国に向け、エアバスA300-600に搭載されて輸送される。
エネルギー・サミット開催(4月3日)
連邦政府関係閣僚及び企業代表等が参画してドイツのエネルギー政策を議論するエネルギー・サミットがベルリンで開催された。国内のエネルギー関係者が一堂に会し、連立交渉でいわば棚上げされた形になっていた脱原発政策を巡って事前に激しいさや当てが行われるなど注目されていた。結果的には、現状の問題点や今後議論すべき論点の整理が中心となり、2007年後半にドイツのエネルギー総合政策を策定することを決めた、キックオフの色合いが強い会合となった。
放射性廃棄物の最終処分場候補地であるコンラッドを巡り司法判断(3月8日)
リューネベルクの上級行政裁判所は8日朝、コンラッドに計画されている放射性廃棄物の最終処分施設に関して、ニーダーザクセン州が出した建設許可を認める判決を下した。上訴が却下された形だ。かつての鉄鉱山を利用して、低レベル及び中レベルの放射性廃棄物の最終処分場とする施設建設計画に、地方の農業従事者と3人の地元住民が反対して訴えていたもの。
新しい南極観測施設の建設(2月27日)
92年から運用が始まった南極観測施設ノイマイヤー2に替わって新しい研究施設が建設されることになった。建設コストは約26百万ユーロと見積もられており、連邦政府が負担する予定で、氷の圧力を受けないよう地上から柱で支える計画。25年の運用期間を目指している。
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