○BMBFがカーボン・ナノチューブによるハイテクを振興
(1月29日)
「カーボン・ナノチューブは、その利用により、バッテリー技術の改善、自動車の軽量化、環境に優しい淡水化などが可能であり、大きな経済的ポテンシャルを有している。このためドイツをこの分野で国際的に主導的位置づけに導き、それを長期的に維持していくことが我々の目標である」とラッヘルBMBF次官は月曜日、レーバークーゼンにおけるイノベーション・アライアンス「Inno.CNT」の立ち上げに当たり語った。
BMBFはこのアライアンスにより、産業界、研究界の80パートナーが参加し、18 のプロジェクトと取り組む国レベルの技術プラットフォームを確立することになる。BMBFはカーボン・ナノチューブに関する競争前の段階の研究に4000万ユーロを投入する。産業界は今後数年間に総額2億4000万ユーロの投資を計画している。
アライアンスでは、カーボン・ナノチューブの製造及び多様な最終製品での応用が活動対象で、燃料電池、エネルギー貯蔵、風力発電設備、太陽電池への利用から、淡水化への応用、更には飛行機、宇宙飛行、自動車への応用へと幅広い分野への利用が研究される。
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