○ドイツとロシアの関係強化についてラッヘル次官が発言
(3月12日)
ラッヘルBMBF政務次官は木曜日ロシアのカウンター・パートとの二日間にわたるミーティングの成果を緊密な協力への重要なステップであると評価した。この会談の目的は両国首相によって取り決められた研究及び科学における戦略的パートナーシップの実現を前進させることにある。
ラッヘル次官は具体的な進展に非常に満足の意を表し、「両国の研究、科学機関の多様な関係は長期的なネットワークへと明らかに進展しており、これによって我々は人々そして経済のためになる多様なイノベーションを前進させることになる」と語った。
戦略的な先端研究の振興策の改善例としてラッヘル次官はBMBFとロシア科学省の間にバイラテラルな方式を確立する可能性を挙げた。協力プロジェクトの振興はドイツ及びロシア両国の科学者に特定の分野における共同先端研究を進める刺激策となる。
また2005年に締結された情報通信技術協定を2013年まで延長することを決定した。更にバイオテクノロジーにおける協力も新しいインパクトを得ることとなった。特に将来の重点となるのが、ゲノム研究の最近の問題、システムバイオロジー、産業的なバイオテクノロジー、更には技術移転となる。また両国の戦略的ワーキンググループ及び専門家は持続性研究、ナノテク、光技術等において協力を強化する。協力のハイライトとなるのが、今年中にも予定されているロシアの4つの新しいレーザーセンターの開所式であり、これにはドイツ及びロシアの企業が協力している。
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