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21.7.2003

 

 

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Wissenschaft und Technology in Japan

 

大使館発行の日本の科学技術ニュース情報紙(独語)。

 

    2回先端クラスター・コンペティションの勝者5クラスターを発表。(1月26日)

 

シャヴァーン大臣は第2回先端クラスター・コンペティションの勝者5クラスターを発表。大臣は「この5クラスターも5年以上の期間に合計2億ユーロで助成する」と語り、「一地域の学界、経済界、その他パートナーで構成される優秀なクラスターを支援することによって、我々は将にこの危機の時代の中で一つの重要な発信を行う。経済、イノベーション、長期的な雇用にとって科学機関と企業を結び付けることは欠くべからざるものである、ということである」と続けた。

2008年の第1回のコンペティションと合わせBMBFが助成するクラスターはこれで10を数えることになった。今回の応募クラスター数は23であった。

 

5クラスターの紹介:

Software-Cluster: デジタル企業のためのソフトウエア・イノベーションがメインテーマ。イノベーションの飛躍は「emergent software」が鍵。それは将来のデジタル企業の新しいビジネスモデルを可能にしてくれる。

・ミュンヘンBiotech Cluster-m4: 新薬の個体ごとの有効性、安全性の向上及び開発プロセスの改善。産業界、科学研究機関、病院の100パートナーが協力し、今日の医薬品開発における大きな問題を解決し、イノベーション的な処置コンセプトを開発する。

・欧州メトロポール地域ニュルンベルクMedical Valley:画像診断、インテリジェント・センサー、眼科治療の領域における融合的な技術を開発する医療技術特化クラスター。医療技術企業180社、16000人の従業員が活発に活動。

・南西Micro TEC: 経済界、研究界のネットワークの中で将来の製品及びシステム技術に関するイノベーション的な解決策を開発。 中心となるのは利用者のことを考えた、環境保全的な人間の生活の質及び安全性の改善。

EffizienzCluster LogistikRuhr(ルール地方ロジスティク効率化クラスター):イノベーション的なロジスティク解決、技術における経済拠点のグローバルなリーディング・ポジションの拡大を目指す。

 

 

 

    将来のエネルギーミックスのための研究の推進(1月25日)

 

将来のエネルギーミックスはどのようなものになるのか。我が国の今後数十年のエネルギー供給はいかにして確保されるのか。再生可能エネルギーへのブレイク・スルーはいかにして達成されるのか。新科学年の取り組みはこの重要な将来テーマであるエネルギーが中心となる。BMBFは学界、経済界の多くのパートナーたちと共にエネルギーの将来に注目し、これを社会にとって生死の鍵となる重要な問題として科学年の中心課題とすることにした。シャヴァーン大臣は月曜日ベルリンで2010科学年のプレゼンテーションにおいて

・エネルギー研究の促進は我々の研究政策のプライオリティーの一つ、

・科学年は将来のネルギー供給に関する新しい解決策、コンセプトに関する論議に社会の注目を集める、

と語った。BMBFは今年度エネルギー研究に4億ユーロ強を投入するが、これは対前年度比10%のプラスである。特にエネルギー効率及び再生可能エネルギーの領域が大幅に拡充される。この領域についてはBMBFのプロジェクト助成が対2009年度で30%以上の伸びとなる。エネルギー効率及び再生可能エネルギーの領域はBMBFのエネルギー研究費のほぼ40%を占め、最大の割合となっている。

大臣によれば「我々はこのエネルギーを中心とする科学年においてあらゆる重要な関係者及び市民との直接対話を行っていく。決定的なことは、政治家及び科学者が将来のエネルギー供給の持続的解決の展開において全ての市民にその様々な計画を理解させ、確信させることである」。

2010925日は全国でエネルギー・デーとされ、研究機関、大学、企業、博物館その他が一般向け開放日とし、エネルギー供給の世界に目を向けさせることになる。特に児童、若者がその対象となる。また科学展示船が5月以降ドイツ30都市を訪れ、エネルギー研究を紹介。

また学生を対象とするコンテスト「Energy for Ideas」を実施し、15のプロジェクトを選考し、その実現に向けて1万ユーロの賞金を与える。

その他細部についてはwww.yukunft-der-energie.de.

を参照。