【安全情報】犯罪被害防止のための注意喚起

令和5年7月19日
(ポイント)
●ベルリンを含めドイツ国内の犯罪発生状況はパンデミック前の水準に戻っており注意が必要です。
●観光シーズンを迎えていることや大規模イベントが多く開催され、人々の往来が活発化しており、それに伴い窃盗、暴行、強盗等の犯罪が多く発生しています。
●夏季シーズンに伴い、公共のプールや湖において暴行等の犯罪被害に遭うケースも発生しており、ベルリン等では屋外プールでの入場に際して身分証の提示が求められるなどの対策がとられています。

(本文)
1 テロ・一般犯罪に対する注意
 多くの人が集まるイベントはテロの標的になる可能性があり、また、観光シーズンを迎え、窃盗などの一般犯罪も多く発生しています。ベルリンを含めドイツ国内の犯罪発生状況はパンデミック前の水準に戻っており、注意が必要です。以下の点に注意を払い、テロ・一般犯罪に対する防犯意識を持つよう心掛けてください。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)会場では、まず第一に避難経路を確認するとともに、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。避難の際には治安機関の指示に従い、周囲がパニックになっても冷静さを保つよう心掛ける。
(3)多額の現金、貴重品を持ち歩かないようにし、現金や旅券等はチャックやボタンの付いた衣服の内ポケット等に別々にして携行する。カバンやバッグは、ボタンやファスナーを閉めて前に掛けるか脇に抱えて持つ(身体から離さない)。
(4)単独での外出や、夜間の外出、人通りの少ない道を避ける。夜間の移動はなるべくタクシーを利用する(配車アプリを利用することで料金等のトラブルを防ぐことができます。)。

2 犯罪が多発する場所への注意
夜間・深夜における繁華街やその周辺駅では特に多くの犯罪が発生しています。むやみに近寄らないようにするとともに、必要があり近づく際は細心の注意を払うようにしてください。
 また、夏季シーズンに伴い、公共プールや湖における暴行事件も発生しており、ベルリン等においては、屋外プールでの入場に際して身分証の提示が求められるなどの対策がとられています。利用される際は、飲酒して騒いでいるグループなどに近づかないようにするとともに、危険を感じたら速やかにその場を離れるなど、安全確保に十分注意を払ってください。

■ベルリン市のプールに関する情報
(1)ベルリン市ホームページ
https://www.berlin.de/aktuelles/8337042-958090-ab-samstag-ausweispflicht-und-weniger-be.html
(2)ベルリン市プール運営団体ホームページ
https://www.berlinerbaeder.de/aktuelles/detail/einlass-in-die-freibaeder-nur-mit-foto-ausweisdokument/
 
(参考情報)
■「安全の手引き」(ドイツ)
https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100294519.pdf
■「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)/在留届(3か月以上滞在される方)
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
■スマートフォン用 海外安全アプリ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html