日独関係
令和4年10月17日
戦後の日独関係の主な歩み | |
〇 1952年 | 日・西ドイツ間での外交関係樹立(東ドイツとは1973年に樹立) |
〇 1966年3月 | デュッセルドルフに日本商工会議所が設立 |
〇 1969年9月 | ケルン日本文化会館開所 |
〇 1971年9月 | 昭和天皇・皇后両陛下ドイツ御訪問 |
〇 1985年1月 | ベルリン日独センター設立(1987年11月には現大使館建物に移転) |
〇 1993年9月 | 天皇・皇后両陛下(現 上皇・上皇后両陛下)ドイツ御訪問 |
〇 1999年8月 | ドイツ統一に伴い、日本大使館がボンからベルリンに移転 |
〇 2001年3月 | 旧大使館建物を増築し移転(現大使館建物) |
〇 2011年 | 日独交流150周年、同年6月に皇太子殿下(現 天皇陛下)ドイツ御訪問 |
〇 2021年 | 日独交流160周年 |
(1)総論
- 日独両国は、法の支配、民主主義等、基本的価値を共有する、G7のメンバー国同士であり、政治、経済、地球規模問題など、国際社会の様々な課題において緊密に連携・協力するパートナー。
- 独は日本にとってEU内最大の貿易相手国、日本は独にとってアジア第二位の貿易相手国。2019年2月、日EU・EPA発効。
- 経済面では、日独はともに製造業が強いなど協力を進めやすい環境にあり、IoT・AI・自動運転・エネルギー・宇宙・サイバーセキュリティ、気候エネルギーなど様々な分野で協力を実施。
(2)要人往来等
- 2017年 3月 安倍総理訪独( CeBIT(世界最大級の情報・通信・デジタル関連統合見本市)開会式等出席)
- 2017年 7月 安倍総理訪独(G20ハンブルクサミット)
- 2018年 2月 シュタインマイヤー大統領訪日(就任後最初に訪問する東アジアの国)
- 2018年 2月 河野外務大臣訪独(ミュンヘン安保会議)
- 2018年 7月 マース外相訪日(就任後最初に訪問する東アジアの国)
- 2018年 9月 河野外務大臣訪独、日独外相会談を実施
- 2019年 2月 メルケル首相訪日(二国間会談)
- 2019年 2月 河野外務大臣訪独(ミュンヘン安保会議)
- 2019年 6月 メルケル首相訪日(G20大阪サミット)
- 2019年10月 シュタインマイヤー大統領訪日(即位礼正殿の儀出席)
- 2019年11月 マース外相訪日(G20 外相会合)
- 2020年 2月 茂木外務大臣訪独(ミュンヘン安保会議)
- 2021年11月 独海軍艦艇の訪日、海上自衛隊と共同訓練を実施
- 2021年12月 英国リバプールでのG7外相会合の機会に林外務大臣とベアボック外相が会談
- 2022年 2月 林外務大臣訪独(ミュンヘン安保会議)、G7外相会合及び日独外相会談を実施
- 2022年 4月 ショルツ首相訪日(就任後最初に訪問する東アジアの国)
- 2022年 5月 林外務大臣訪独(G7外相会合)、日独外相会談を実施
- 2022年 6月 岸田総理訪独(G7エルマウサミット)、日独首脳会談を実施
- 2022年 7月 ベアボック外相訪日、日独外相会談を実施
- 2022年 9月 独空軍機の訪日、航空自衛隊と共同訓練を実施
(3)政治・安全保障分野での協力
- G7等の場で海洋安全保障、NPDI(軍縮不拡散イニシアティヴ)をはじめとする軍縮不拡散、ウクライナ、中東、アジア太平洋などの地域情勢など多岐に亘る分野で緊密に協力。
- 我が国の安全保障政策の見直しについては、欧州諸国の中で一早く歓迎の意を表明するなど、我が国の積極的平和主義を独政府は支持。
- 2021年3月には日独情報保護協定の締結、4月には初となる日独外務・防衛閣僚会合(「2+2」)が開催され、日独間の安全保障分野での協力が深化。
- 2021年11月、独海軍フリゲート艦「バイエルン」が日本に寄港。連邦軍総監が訪日。同艦艇寄港の前後に海上自衛隊護衛艦との共同訓練を実施。
(4)その他の対話の枠組み
- 日独フォーラムや官民合同1.5トラック安全保障対話等、多様な対話の場が存在。