日独関係:人・文化の交流
令和2年10月14日
(1)交流の現状

(2)日独の取組
◆文化交流
- 日独間では,それぞれ約60もの二国間友好団体が存在し,草の根で文化交流活動を実施。ドイツの若者の間では,日本の漫画・アニメ・コスプレ等のポップカルチャーの人気が高く,全国でファン・イベントが開催されている。
- 2018年は日本における「第九」初演(1918年鳴門市にあった板東俘虜収容所)から100周年に当たり,独国内で様々なイベントが行われた。
- 国際交流基金のドイツ支部であるケルン文化会館が独国内の日本語教育の拠点。
- 日本学教授ポストを有する大学は15大学あり,国費留学生やJETプログラム参加者の養成に寄与。
- 日本語教育振興のために,毎年全ドイツ日本語スピーチコンテスト(当館主催)を実施。
- 1974年締結の二国間協定に基づき「日独科学技術協力合同委員会」を約2年に1回の頻度で開催。直近の第23回委員会は2019年2月6日に東京で開催され,Society5.0とIndustry4.0の協力,自動走行,AI,フォトニクス等の具体的研究分野での協力の方向性等を議論。
- 2017年1月,内閣府-独教育研究省(BMBF)は「自動走行技術の研究開発の推進に関する日独共同声明」を発表。以降,2回の日独専門家WSを開催。2017年10月より日独企業等の参加による日本での実証実験を開始。2019年2月より個別分野の共同研究協力を開始。
- 2019年4月にカーリチェク連邦教育研究大臣が訪日し,文科省-BMBF,経産省-BMBFは,AIの研究開発協力に関する共同声明を発表。
- 日独共同公募に関して,2018年よりJST-BMBFは光学・フォトニクス分野における産学共同研究の予算プログラムを開始。また,2019年7月より,JST-DFG-ANR(仏国立研究機構)の日独仏連携による,AI分野における共同予算プログラムの公募を開始。
- 研究機関間の交流について,光・量子・素粒子物理(KEK,理研-独電子シンクロトロン研,東大-マックスプランク等),宇宙・海洋・極域研究(JAXA-独航空宇宙センター等),ライフサイエンス(理研-マックスプランク等),エネルギー・材料(産総研-ウラウンホーファー等),AI・IoT(産総研,NICT-独人工知能センター等)といった分野で交流が盛ん。大学間交流協定が近年大幅に増加中。
(例) | ・ベルリン・東京都:姉妹都市締結25周年(2019年) |
・ハンブルク・大阪市: 姉妹都市提携30周年(2019年) | |
・ミュンヘン・札幌市:姉妹都市提携45周年(2017年) | |
・ケルン・京都市:姉妹都市提携55周年(2018年) | |
・ドナウエッシンゲン・上山市:友好都市提携25周年(2020年) | |
・マインブルク・守谷市:姉妹都市提携30周年(2020年) | |
・フュッセン・沼田市 : 姉妹都市提携25周年(2020年) | |
・トリアー・長岡市:友好都市提携25周年(2020年) | |
・バンベルク・長岡市:友好都市提携25周年(2020年) | |
・メーアブッシュ・四條畷市:友好都市提携10周年(2020年) | |
・ベルリン・ミッテ区・津和野市:姉妹都市提携25周年(2020年) | |
・ヴァルハウゼン・赤磐市:友好都市提携25周年(2020年) | |
・バート=メルゲントハイム・笛吹市:姉妹都市提携30周年(2021年) | |
・ハーナウ・鳥取市:姉妹都市提携20周年(2021年) | |
・ローテンブルク・内子町:姉妹都市提携20周年(2021年) |