ザクセン州における防疫措置(連邦と州の合意を受けた制限措置の更なる緩和)
令和2年5月13日
5月12日,ザクセン州は,同月6日の連邦政府と各州政府の間の合意を受け,制限措置の更なる緩和に関する新たな政令を閣議決定した旨のプレスリリースを発出したところ,概要以下のとおりです。
1 5月12日,制限措置の更なる緩和につき閣議で決定した。これにより,連邦政府と各州政府の間で合意された措置の枠組みを,ザクセン州の具体的な決定と共に実行に移し,新たな政令を公布する。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑え続けるため,一般的な接触制限を最低限に抑える原則,最低1.5メートルの対人間隔確保及び特定の空間に導入されているマスク着用義務は引き続き継続される。これまで可能であった接触に加え,今後は,他の同一世帯に属する複数名との接触も許される。
新たに,自身の子供が自宅において,学校の同じクラス又は保育所の同じグループに属する3人までの子供と,共に学習する又は交代での世話を目的に集まることも許される。
2 現在有効の政令により既に許可されている緩和及び再開に加え,宗教上の礼拝,埋葬,葬儀及び結婚式は,対人間隔確保のルールが遵守される場合実施が許される。
集会の権利に基づく集会は,参加者が集会中最低1.5メートルの対人間隔確保を遵守し,マスクを着用するよう主催者が確保し,また,集会とその他の公共空間の間の安全な距離を確保することを通じ,その他市民の保護に対する配慮が払われなければならない。
自動車,航空及びボート学校の登校は練習及び実技試験も含め可能である。
3 今後,劇場,ミュージカル劇場,映画館,コンサートホール,コンサート会場,オペラハウスは,自治体当局により認可された保健衛生計画がある場合,再開することができる。
文学館,演芸(Kleinkunst),社会文化(Soziokultur),ガイド案内の提供も同様に可能である。
社会福祉及び心理・社会分野の専門的相談所,高齢者の寄り合いの場,子供及び青少年活動の場は,宿泊がなく,担当の保健局と調整済みの保健衛生及び専門的支援計画がある場合,再開し訪問を受け入れることが許される。
ダンススクール,フィットネス・スポーツスタジオ,観客なしのスポーツ施設,屋外プールは,保健局により認可された保健衛生計画がある場合,また,カジノ,ゲームセンター,賭博場,遊園地は,認可された保健衛生計画がある場合,再開することが許される。屋内外スポーツ施設の観客なしでの使用は,ザクセン州福祉・社会協力省により規定される保健衛生規則が遵守される場合可能である。これは,スポーツ選手の試合の準備や実施についても適用される。
4 飲食業,ホテル,ペンション,宿泊施設は,保健衛生及び防護規則が遵守される場合再開することが許される。所管の自治体当局は,保健衛生計画の遵守を検査することができる。
小売業も,売場面積を減らすことなく営業することが許される。
5 屋内入浴施設,サウナやミストサウナ,見本市,特別市,市民祭,年の市,ディスコ,クラブ,音楽クラブ,バス旅行及び風俗店及び売春の斡旋は引き続き閉鎖される。
6 病院,リハビリテーション施設,老人ホーム,介護施設,障害者のための施設,障害者共同生活施設及び生活グループ,子供及び青少年支援の入所施設及び住居の訪問禁止は,基本的に継続される。引き続き,訪問禁止の例外が許可され,保健衛生規則が策定され得る。例外は,所管の郡及び市により,州福祉・社会協力省の了解の下,感染症保護法の許す限りにおいて,特別な個々のケースにおいて認められる。
7 緩和は行うものの,感染リスクが上昇した地域において具体的に地域ごとに対応することができるよう,今後郡及び市は遅くとも,7日間で住民10万人当たり50人の新規感染者数が確認された場合,感染拡大を抑えるための措置をとる。具体的に場所が限定された感染者数の上昇の場合には,これに応じて地域又は個々の施設に限定した措置をとる。
8 本政令のほぼ全ての規則は2020年5月15日に施行される。保育所及び学校の訪問に関する規則は,関連する政令により,2020年5月18日に施行される。
本政令は,2020年6月5日に失効する。
【参考】
○ザクセン州プレスリリース
https://medienservice.sachsen.de/medien/news/236832
1 5月12日,制限措置の更なる緩和につき閣議で決定した。これにより,連邦政府と各州政府の間で合意された措置の枠組みを,ザクセン州の具体的な決定と共に実行に移し,新たな政令を公布する。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑え続けるため,一般的な接触制限を最低限に抑える原則,最低1.5メートルの対人間隔確保及び特定の空間に導入されているマスク着用義務は引き続き継続される。これまで可能であった接触に加え,今後は,他の同一世帯に属する複数名との接触も許される。
新たに,自身の子供が自宅において,学校の同じクラス又は保育所の同じグループに属する3人までの子供と,共に学習する又は交代での世話を目的に集まることも許される。
2 現在有効の政令により既に許可されている緩和及び再開に加え,宗教上の礼拝,埋葬,葬儀及び結婚式は,対人間隔確保のルールが遵守される場合実施が許される。
集会の権利に基づく集会は,参加者が集会中最低1.5メートルの対人間隔確保を遵守し,マスクを着用するよう主催者が確保し,また,集会とその他の公共空間の間の安全な距離を確保することを通じ,その他市民の保護に対する配慮が払われなければならない。
自動車,航空及びボート学校の登校は練習及び実技試験も含め可能である。
3 今後,劇場,ミュージカル劇場,映画館,コンサートホール,コンサート会場,オペラハウスは,自治体当局により認可された保健衛生計画がある場合,再開することができる。
文学館,演芸(Kleinkunst),社会文化(Soziokultur),ガイド案内の提供も同様に可能である。
社会福祉及び心理・社会分野の専門的相談所,高齢者の寄り合いの場,子供及び青少年活動の場は,宿泊がなく,担当の保健局と調整済みの保健衛生及び専門的支援計画がある場合,再開し訪問を受け入れることが許される。
ダンススクール,フィットネス・スポーツスタジオ,観客なしのスポーツ施設,屋外プールは,保健局により認可された保健衛生計画がある場合,また,カジノ,ゲームセンター,賭博場,遊園地は,認可された保健衛生計画がある場合,再開することが許される。屋内外スポーツ施設の観客なしでの使用は,ザクセン州福祉・社会協力省により規定される保健衛生規則が遵守される場合可能である。これは,スポーツ選手の試合の準備や実施についても適用される。
4 飲食業,ホテル,ペンション,宿泊施設は,保健衛生及び防護規則が遵守される場合再開することが許される。所管の自治体当局は,保健衛生計画の遵守を検査することができる。
小売業も,売場面積を減らすことなく営業することが許される。
5 屋内入浴施設,サウナやミストサウナ,見本市,特別市,市民祭,年の市,ディスコ,クラブ,音楽クラブ,バス旅行及び風俗店及び売春の斡旋は引き続き閉鎖される。
6 病院,リハビリテーション施設,老人ホーム,介護施設,障害者のための施設,障害者共同生活施設及び生活グループ,子供及び青少年支援の入所施設及び住居の訪問禁止は,基本的に継続される。引き続き,訪問禁止の例外が許可され,保健衛生規則が策定され得る。例外は,所管の郡及び市により,州福祉・社会協力省の了解の下,感染症保護法の許す限りにおいて,特別な個々のケースにおいて認められる。
7 緩和は行うものの,感染リスクが上昇した地域において具体的に地域ごとに対応することができるよう,今後郡及び市は遅くとも,7日間で住民10万人当たり50人の新規感染者数が確認された場合,感染拡大を抑えるための措置をとる。具体的に場所が限定された感染者数の上昇の場合には,これに応じて地域又は個々の施設に限定した措置をとる。
8 本政令のほぼ全ての規則は2020年5月15日に施行される。保育所及び学校の訪問に関する規則は,関連する政令により,2020年5月18日に施行される。
本政令は,2020年6月5日に失効する。
【参考】
○ザクセン州プレスリリース
https://medienservice.sachsen.de/medien/news/236832