ブランデンブルク州における防疫措置(制限措置の更なる緩和)

令和2年5月28日
 5月26日,ブランデンブルク州政府は,制限措置の更なる緩和に関して新たにプレスリリースを発出したところ,概要以下のとおりです。
 
1 ブランデンブルク州政府における防疫措置の緩和に関する新たな政令は,5月28日に発効し,さしあたり6月15日まで有効である。
 間隔確保及び衛生措置に関するルールは引き続き有効であり,近郊公共交通機関及び小売店店舗内での,口及び鼻を覆うマスク(Mund-Nasen-Bedeckung)の着用義務は引き続き有効である。
 
2 防疫措置の緩和に関する政令の改正では,段階的な緩和が予定されている。それぞれの行事,スポーツ施設及びその他の施設では,自らの責任に基づき衛生計画を策定しなければならない。このような衛生計画の策定があって初めて緩和措置の実施が可能となる。これについては各施設の運営者及び行事の主催者がその責任を負う。
 
3 更なる制限緩和の内容は以下のとおり。
(1)行事及び集会
ア 5月28日以降
○集会及び行事(例:許可されたデモ又は礼拝及び宗教行事)は屋外で実施される場合には150人まで,屋内で実施される場合には75人まで認められる。
○自動車教習,補習教育又は音楽のレッスン等における参加者を5人までとしていた従前の参加人数の制限は廃止される。
○結婚式等の私的な,又は親族による重要な集会又は祝い事は,出席者が50人以下であれば催行できる。
○特別な学校行事(Feste an Schulen zu besonderen Anlaessen)は,屋外で実施される場合には150人まで,屋内で実施される場合には75人まで認められる。保育所では,この定めは屋外で行われる行事のみに適用され,屋内行事は引き続き禁止される。
○公共空間における滞在は10人まで,または2世帯まで可能である。
イ 6月6日以降
 屋内における文化行事は75人まで,屋外における文化行事は150人まで催行することができる。ここでいう文化行事の形態には,たとえばコンサート,演劇及び映画が含まれる。
 
(2)スポーツ
ア 5月28日以降
○公共及び民間の屋内スポーツ施設,特にジム,体育館,フィットネススタジオ,ダンススクール,ダンス教室は原則として再開することができる。ただし,屋内の子供の遊び場は間隔確保及び衛生措置に関するルールの遵守が保証できないため,引き続き閉鎖される。
○運営者は,入場や器具利用の管理・制限を通じて間隔確保に関するルールの遵守を確保すること,身体の接触を伴わないスポーツのみ(同一世帯/パートナーによる参加者を除く)許可すること,とりわけ更衣室及び衛生設備において適切な消毒が定期的に行われること,あり得べき感染経路追跡の目的のために入場者の連絡先を取得すること,最低でも1時間毎に換気を行うこと,等の項目を満たす衛生計画を作成しなくてはならない。
○屋外のプール等の設備も,適切な衛生計画の下で再開が可能。
イ 6月13日以降
 レジャー用プールを含む屋内プール,温度80度以上かつ水蒸気拡散(Aufguesse)を伴わない乾式サウナ,温泉,温泉プール,その他の屋内の入浴施設も再開することができる。これらにも衛生措置に関する条件が適用される。
 ただし,上記いずれの施設にも,呼吸器疾患のある者が立入ることはできない。
 
(3)営業
ア 5月28日以降
 特殊マーケット(Spezialmaerkte),ゲームセンター,賭博場,(賭けスポーツの)投票券販売所等の営業は再開できる。ここでも間隔確保及び衛生措置に関するルールが適用される。客との接触が生じる限り,口及び鼻を覆うマスクの着用義務が課される。
 
【参考】
○ブランデンブルク州プレスリリース
https://kkm.brandenburg.de/kkm/de/presse/pressemitteilungen/detail/~26-05-2020-neue-anpassung-der-eindaemmungsverordnung