ベルリン州における防疫措置(現行の制限措置の延長及び更なる制限措置等)

2021/3/30
【ポイント】
◯3月27日、ベルリン州は感染防止にかかる現行政令を改定し、現行の制限措置の延長及び更なる制限措置として、コロナ検査義務(テスト・アンド・ミート)やマスク着用義務の強化等を発表しています(改定政令は、3月31日(水)から適用)。
◯同州政府がそのホームページ上で29日に発表したプレスリリースの概要は以下のとおりです(30日朝現在で政令全文は未掲載)。
◯なお、最近の新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ドイツ国内では、今後の関連の制限措置について引き続き集中的な議論が行われていますので、最新のベルリン州のプレスリリースや報道をご確認ください。
 
【本文】
1 コロナ検査義務(テスト・アンド・ミート)
(1)生活必需品の販売店を除き、原則、小売店の顧客は、同日の検査結果が陰性であることを入店前に提示しなければならない。
(2)理髪店を含むボディーケア分野のサービスは、事前に予約した上で、同日の検査結果が陰性であると証明された場合にのみ利用できる。博物館・美術館、追悼施設・記念館等の文化施設への訪問も同様である。
(3)同時に5人を超える参加者を伴う屋内行事に参加できるのは、陰性の検査結果の証明を提示した人に限る。これは、政党の集会、選挙団体の会合、職業上の会合、人事・経営協議委員会の会議にも適用されるべきである。だだし、宗教活動、デモ、国会・政府・司法機関の活動には適用されない。
(4)すべての市民に対し、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、私的な集まりの
前にも、市内に約170ヶ所にある検査場での受検や、いわゆる自己検査を行うこと
が強く求められる。
 
2 マスク着用義務の拡大
(1)より確実に感染を防ぐため、今後は原則、屋内空間ではFFP2規格のマスク着用が義務となる。これは以下の場合に適用される。
(ア)駅、空港、船着き場を含む公共交通機関内及びその他不特定の乗客を輸送する車両内の乗客。
(イ)医院等の医療機関を訪れる患者及び同伴者。ただし、治療を妨げない範囲に限る。
(ウ)病院や介護施設の訪問者、また自室の外に滞在したり、面会を受ける患者・入居者。
(エ)顧客の出入りを伴う手工業、サービス業、その他商工業といった、あらゆる種類の小売店の顧客。
(オ)図書館や資料館の利用者。
(カ)職業訓練や一般成人教育を受けている者。
(キ)文化施設やレジャー施設の利用者。
上記における従業員は、引き続き医療用マスクの着用が義務付けられる。
(2)市民には、私的な集まりにおいても、医療用マスクやFFP2規格のマスク着用が強く求められる。
 
3 ホームオフィスの規制強化
職場での接触を大幅に減少させるため、ホームオフィスの規制が強化される。商業的及び公的分野の雇用主は原則、職場法(ArbStaettV)第1条第1項に規定される職場に設置されたオフィスの使用が、最大で定員の50パーセントとなるようにしなければならない。
 
4 検査提供義務の拡大
今後、すべての雇用主は従業員に対し、少なくとも週2回、無料のポイント・オブ・ケア(PoC)迅速抗原検査、もしくは、監督下での自己検査の機会を提供しなければならない。
 
5 来店・来場のデジタル記録の利用
接触者追跡の改善を可能にし、感染の連鎖を断ち切るため、ベルリン州政府は、サービス業者や商工業者、顧客の出入りがあるその他の施設に対し、通称Lucaアプリ等のデジタルサービスの利用を求める。この要請は生活必需品の販売店を除いた小売店について、法的拘束力を有する。
 
【参考】
○ベルリン州プレスリリース
https://www.berlin.de/rbmskzl/aktuelles/pressemitteilungen/2021/pressemitteilung.1069916.php
◯在ドイツ日本国大使館ホームページ(ベルリン州の制限措置)
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#(1)BE