大使館ご案内
令和6年8月30日
大使の活動
こちらでは、柳大使の日々の活動の一部をご紹介致します。
2024年 | ||||
8月 |
海上自衛隊の練習艦隊が8月29日から9月2日まで、ハンブルク港に寄港しました。 8月30日に練習艦隊の西山司令官と艦上レセプションを共催し、ドレッセル・ハンブルク州財務大臣やカーク独海軍総監に出席していただき、開宴に先だち挨拶をしていただきました。
また、艦上レセプションの前には、西山司令官と戸田総領事と共に、フィーゲバンク・ハンブルク州副首相を表敬いたしました。その後、練習艦「かしま」において約190名の海上自衛隊の実習幹部に対して、ドイツと日本の関係についてお話しさせていただきました。
ドイツへの練習艦隊寄港は8年ぶりになりますが、練習艦「かしま」と「しまかぜ」の一般公開や音楽隊の演奏会が行われ、多くの方にご来場頂きました。
30日(金)
海上自衛隊練習艦隊のハンブルク港への寄港に際して、西山司令官及び戸田総領事と共に、フェーゲバンク・ハンブルク州副首相(学術・研究・男女平等担当、緑の党)を表敬し、日独間の防衛分野をはじめとした交流について意見交換を行いました。フェーゲバンク・ハンブルク州副首相からは、練習艦隊の寄港を歓迎するとともに、様々な分野で同市と日本の関係をさらに深めたいとの発言がありました。
29日(木)
麻妻フランクフルト総領事と共に、ラインラント=プファルツ州のアレクサンダー・シュヴァイツァー州首相を表敬訪問しました。7月に就任した同州首相に対して祝意を伝え、ラインラント=プファルツ州における日独間の自治体交流やスポーツ交流、学術交流について、また、経済分野での日独協力等についても意見交換を行いました。シュヴァイツァー州首相からは、同州と日本の関係をさらに深めたいとの発言がありました。
28日(水)
フランクフルトに出張し、麻妻総領事、山田日銀フランクフルト事務所長と共に、ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行のナーゲル総裁をフランクフルトの連邦銀行本店に訪ねました。面談に続いて昼食に招いて頂き、ドイツの経済情勢などについての見方を伺った後、日独の経済情勢、経済安全保障等についても意見交換を行いました。ナーゲル総裁からは日本との友好関係を大切にしたいといったお言葉をいただきました。
ナーゲル総裁の執務室にて
27日(火)
昨年11月に日本公演を行ったザクセン=アンハルト州のヴェルニゲローデ放送青年合唱団による日本公演記念コンサートが、ヴェーグナー・ベルリン州首相の出席を得てベルリン日独センターにおいて行われ、私も出席し、挨拶させて頂きました。ヴルフ元独大統領の発案をきっかけに実現した日本公演。合唱団の生徒さんからは、今次日本滞在において、感謝を大切にし、互いを思い合う日本人の国民性に好感をもち、また日本を訪問したいとの言葉をいただきました。音楽を通じて青少年の日独友好が深まったことをとても嬉しく思いました。合唱団による歌声も素晴らしかったです。
23日(金)
シューラリック・キール世界経済研究所所長とドイツの経済情勢や経済安全保障などについて意見交換を行いました。同所長からは、短期的利益のみでなく地政学的視点から、欧州全体の利益を目指した政策をとることの重要性について伺いました。
21日(水)
当館多目的ホールにおいて開催した「ベルリン日独研究者ネットワーキングフォーラム」にて開会挨拶を行いました。本フォーラムは、ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会ベルリン・ブランデンブルク支部と、ベルリン近郊の日本人研究者コミュニティであるベルリン青熊会の共催により行われたものです。
私からは、今年が日独科学技術協力50周年、東京ベルリン友好都市提携30周年、埼玉県・ブランデンブルク州姉妹提携25周年であることに触れつつ、ベルリンとブランデンブルクに根ざす日独の研究者コミュニティが本フォーラムを機に相互交流を一層深められることを歓迎する旨述べました。
20日(火)
大使公邸において、ハインリッヒ・メンクハウス明治大学法学部専任教授、ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会(JSPS-Club)会長、元独日労働法協会会長に対する旭日小綬章の伝達式を行いました。
式では同氏から、JSPS-Clubや独日労働法協会、明治大学をはじめとするこれまで同氏が所属してきた様々な組織や関係者への謝意が述べられるとともに、列席の御家族に対する感謝の言葉がありました。
また、マールブルク大学で一緒だったラドゥケ連邦憲法裁判所判事から、メンクハウス氏の、明治大学等における日独学術交流への多大なる貢献に加え、JSPS-Clubの会長を務める中で、学術のみならず社会・文化交流にも大きく貢献されてきたことを讃える祝辞がありました。
これまで長年にわたり、日独両国の学術交流の架け橋として顕著な功績を残されてきたメンクハウス博士の叙勲を、日独科学技術協力50年という記念すべき年にお祝いできたことを心より嬉しく思います。
20日(火)
ポツダム大学のギュンター学長を表敬しました。1991年に設立された新しい大学ですが、1972年以降に創立された大学のランキングではドイツで1位(世界22位)であるなど、今後も発展が見込まれる大学です。世界遺産でもあるサンスーシー新宮殿を校舎として利用しており、美しい庭や建物からはポツダムの歴史を感じます。日本との関わりでは、東京大学と教育学の分野で交流が進められています。ブランデンブルク州の姉妹県である埼玉県とのつながりなども活かして、今後、日本の大学との協力・交流が強化されることを期待します。
9日(金)
一時帰国中の機会をとらえ、9日、埼玉県庁において大野埼玉県知事を表敬し、埼玉県の姉妹州であるブランデンブルク州とドイツの事情、日独関係について説明するとともに、本年、姉妹提携25周年を迎える埼玉県とブランデンブルク州の関係について意見交換を行いました。
7月 |
衆議院欧州各国議会制度等調査議員団のプログラムとして、山口俊一衆議院議員(団長)(自由民主党)、武藤容治衆議院議員(自由民主党)、後藤祐一衆議院議員(立憲民主党)、青柳陽一郎衆議院議員(立憲民主党)及び井野俊郎衆議院議員(自由民主党)がベルリンを訪問されました。一行は、ピチョッタ連邦議会議員(緑の党)、ミュラー連邦議会議員(社民党)と面会し、それぞれ連邦議会におけるオンライン審議、安楽死・尊厳死等について意見交換を行った他、ドイツポスト及び連邦経済・気候保護省を訪問し、郵政事業について意見交換を行いました。
写真左:ピチョッタ連邦議会議員との写真(7月23日、於:連邦議会)、写真右:ミュラー連邦議会議員との写真(7月24日、於:連邦議会)
19日(金)
Uber Arenaでバスケットボール日本代表とドイツ代表の親善試合を観戦しました。ドイツとは沖縄でのワールドカップの初戦以来の対戦で、一週間後に五輪の一次リーグで対戦する相手との強化試合は異例でしたが、日本代表チームは王者ドイツチームに果敢に挑み、健闘しました。試合後は選手の皆さんを激励させて頂きました。
18日(木)
来週訪日予定のゲーブラー ベルリン州都市開発・建設・住宅長官を往訪し、意見交換を行いました。同長官は、東京とベルリンのパートナー関係30周年の今年、ヴェーグナー州首相の5月の訪日を踏まえ、そのフォローアップとして都市開発、建築、住宅分野の取り組みについて東京都、日本政府と意見交換するために訪日するとのことでした。
17日(水)
神奈川県とバーデン=ヴュルテンベルク州(以下BW州)の友好関係35周年を記念して、黒岩祐治神奈川県知事がシュトゥットガルトを訪問され、丘の上の州首相府官邸においてクレッチュマンBW州首相が記念式典と昼食会を主催され、私も招いて頂きました。黒岩知事は私がミュンヘン総領事を務めていた10年前の25周年の際にも訪独されており、神奈川県とBW州の友好協力関係が今日まで緊密に継続していることは素晴らしいことだと思います。神奈川県とBW州は、今回、協力関係を更に深化させるための趣旨声明書に署名しました。昼食会にはBW州からヘルマン交通大臣、ホフマイスター・クラウト経済大臣、神奈川県からは知事に同行された梅原横浜国大学長も出席され、主に日独のエネルギー政策やヘルスケア産業、横浜国大とバーデン=ヴュルテンベルク州立連携大学カールスルーエ校との協力等について意見交換が行われました。
17日(水)
シュトゥットガルトに出張し、ノッパー・シュトゥットガルト市長を訪問しました。私から、シュトゥットガルトの在留邦人が日本語補習校を含めてお世話になっていることについてお礼を述べると共に、日系企業と共に、引き続きよろしくお願いしたいと述べました。また、大垣市との青少年及びスポーツ交流、VfBシュトゥットガルトの今月末からの日本遠征などが話題となりました。
シュトゥットガルト出張の機会に、同大学を訪問し、ケーラー学長にご挨拶すると共に、吉原・声楽家主任(教授)から、同大学で学ぶ日本人学生の現況や今後の日独音楽交流についてお話を伺いました。
15日(月)
5月8日に皇居において、マティアス・クライナー・ドルトムント工科大学教授(前ライプニッツ協会会長、元ドイツ研究振興協会(DFG)会長、現科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)理事)に対する旭日重光章が天皇陛下より授与されたことを踏まえて、当地ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー(BBAW)で開催されたクライナー教授の叙勲祝賀レセプションに出席しました。
マークシーズBBAW会長が主催したレセプションには、ヨアヒム・ガウク前連邦大統領も出席されました。私からクライナー教授が、ライプニッツ協会会長、DFG会長、STSフォーラム理事として、日独間の学術交流及び相互理解の促進に大きく貢献されてきたご功績を紹介し、祝辞を述べました。
日独の科学技術協力に顕著な功績を残されてきたクライナー教授の叙勲をベルリンでもお祝いできたことを大変うれしく思います。
5日(金)
ブルッガー連邦議会議員(緑の党副院内総務)を往訪し、インド太平洋政策について意見交換を行うとともに、日独関係、東アジア情勢等について説明しました。同議員からは、日本のウクライナ支援への謝意が示されました。
5日(水)
今年5月1日に着任されたアスマン・ハンブルク州政府次官(ベルリン常駐代表)を表敬し、最近の大阪市とハンブルク州の姉妹都市交流についてお話を伺うと共に、私からは最近の日独関係、日本とハンブルクの関係について説明しました。
3日(水)
フンボルト大学で東京・ベルリンの姉妹都市提携30周年に際して開催されたコロキウム"Architekturen der Begegnung Berlins japanische und Tokios deutsche Orte" (出会いの建築 ベルリンにある「日本」、東京にある「ドイツ」)に出席しました。フォン・ブリューメンタール学長の挨拶を受けて、同学長の案内で記帳を行った後、私の挨拶の中で、東京とベルリンの姉妹都市提携30周年に触れた後、同大学が森鴎外記念館を維持していることに対する感謝を述べました。また5月のヴェーグナー・ベルリン州首相の訪日にも言及しつつ、東京とベルリンの共通点、昨今の日独関係についてお話しすると共に、今後ますます両都市及び両国間の関係が深化していくことへの期待を述べました。
2日(火)
大使公邸において、ドイツの連邦議会議員や国防省・連邦軍関係者、当地の武官団などを中心にお招きし、令和6年自衛隊記念日レセプションを行いました。賓客を代表して御挨拶いただいたマイス連邦軍陸軍総監からは、昨今の国際情勢を踏まえ、独連邦軍のインド太平洋への関与を今後も続けていくとして、インド太平洋地域における価値を共有するパートナーとしての日本との緊密な連携がますます重要となっており、日独両国間の防衛協力を更に深化させたい旨の発言がありました。私からは、この3年半の間の日独の安全保障・防衛分野の関係強化に触れ、独連邦軍のインド太平洋への関与を歓迎する旨述べました。
2日(火)
今年ソウルに東アジアの地域事務所を開設するハインリッヒ・ベル財団のショルツ所長を表敬しました。私から、昨年11月の「日独1.5トラック安全保障対話」への共催について謝意を示すとともに、日本の東アジア情勢に関する見方を説明し、ショルツ所長から同財団の東アジアに関する活動等についてお話を伺いました。
6月 |
大統領官邸にて行われた、フンボルト財団による吉田直紀・東京大学大学院理学系研究科教授に対するジーボルト賞授賞式に出席しました。吉田教授は宇宙論の理論的研究が専門であり、ミュンヘン大学で博士号を取得後、スーパーコンピューターによるシミュレーションを通じた宇宙論研究をドイツや欧州の研究者と共同して進めてこられました。
授賞式では、シュレーグル・フンボルト財団会長立会いの下、シュタインマイヤー大統領より賞が授与されました。
27日(木)
連邦安全保障政策アカデミー(BAKS:Bundesakademie fuer Sicherheitspolitik)のシュタール所長(陸軍少将)を表敬し、インド太平洋地域を取り巻く安全保障環境に関する意見交換、BAKSの活動概要等についてご説明頂きました。
BAKSでは、連邦軍、各省庁、企業、マスコミ等の指導者層に対し、総合安全保障についてのセミナーを実施しており、今後、日本との協力が進んでいくことを期待します。
24日(月)
キール帆船週間の際に、ギュンター・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州(SH州)首相夫妻が主催したレセプションに外交団も招かれて、私ども夫妻も出席しました。ギュンター州首相は10月に訪日を計画されており、私からは、州首相訪日が成功するよう、大使館とハンブルク総領事館が協力していくと伝えました。
州首相は挨拶で、男子サッカーのホルシュタイン・キールがSH州のチームとして初めて一部に昇格したことにも触れられ、私が多くの方に町野選手の写真を見せると、嬉しいことに、町野選手だと名前を呼ぶ方も少なくなく、町野選手の昇格への貢献がよく知られていることが確認できました。また、この機会にマトセン経済大臣、プリーン教育・研究大臣、トゥーレ社会・統合大臣、シュレッター首相府・デジタル担当大臣等多くのSH州の閣僚の方にもお目にかかることができました。
写真左:ギュンター州首相夫妻、写真右:トゥーレ大臣とペタースドッター緑の党州議会院内総務
17日(月)
シュヴァルツリューア=ズッター独連邦内務省政務次官を表敬し、経済安全保障上の取組について意見交換を行い、また、独におけるテロのリスクと、今月14日から独全土10都市で開催されている欧州サッカー選手権期間中の治安対策等についての話を伺いました。併せてこの機会に、独日議員連盟のメンバーでもある同政務次官が今月初めにバーデン=ヴュルテンベルク州バート・ゼッキンゲンで長井・バート・ゼッキンゲン友人協会が主催した文化行事の開会式に出席されたことに謝意を伝えました。
14日(金)
来週訪日されるモーガン独外務省事務次官兼気候変動特使を表敬し、日本の気候変動に関する取組等について説明するとともに、ボンで開催された国連気候変動枠組条約第60回補助機関会合に対する見方や本年バクーで開催予定のCOP29の見通しについて伺いました。
13日(木)
シュタインマイヤー大統領が外交団のために主催したブランデンブルク州への日帰り視察旅行に参加しました。独に駐在している国、国際機関の代表の多くが参加して、ブランデンブルク州の全面的な協力の下で行われ、終日ヴォイトケ・ブランデンブルク州首相が同行しました。ブランデンブルク州コトブス・ゼンフテンベルク工科大学では、私は3Dプリンターの活用や水素関連の説明を受け、ブラニッツ城では庭園散策のコースに参加しました。また、参加者全員にUNESCOの生物圏保護区であるシュプレーヴァルトの小舟によるツアーがアレンジされました。最後はリュベナウ城での州首相主催レセプションが開催され、ブランデンブルク州南東部の大学と自然を堪能する良い機会となりました。
大統領を囲むアジア太平洋諸国の大使
11日(火)
ベルリンにおける水素協議会(Hydrogen Council)のCEO会合の機会に、川崎重工とダイムラートラックとの間で、液化水素サプライチェーンの基盤構築に向けた協力に関する覚書の調印式が実施されました。金花川崎重工会長とダウム・ダイムラートラック社CEOによる署名に際し、ヴェンツェル独経済・気候保護省政務次官、シェフチョビッチ欧州委員会副委員長とともに、私も立会人として参加しました。気候保護を背景に欧州では水素のエネルギー利用が重要視されており、今回のような日独企業の連携がより一層緊密になっていくことを期待しています。
5日(水)
住友電工とドイツ送電事業者Amprion社の間での契約締結、及び、ドイツのケーブルメーカーSüdkabel社における住友電工の資本参加に関する調印式が行われ、ケルナー独連邦経済・気候保護省政務次官、ホーフヴリート・バーデン=ヴュルテンベルク州政務次官、白山住友電工常務取締役、ノイマンAmprion社CTOを始めとする関係者の皆様と共に出席し、挨拶を行いました。今回、住友電工とAmprion社の間で契約締結された2件の案件は、ドイツ北部から南部への送電に貢献する大型プロジェクトです。今回の事例のように、今後ともエネルギー転換における日独企業の連携が活発になっていくことを期待しています。
3日(月)
バヘーレ連邦議会議員(今年1月から緑の党会派外交委員会で東アジアを担当)を往訪し、インド太平洋政策について意見交換を行うとともに、日独関係、東アジア情勢、日本のウクライナ支援等について説明しました。
1日(土)
今年で第21回を迎えるデュッセルドルフのJapan Tag(ジャパン・デー)を私人として初めて見に行きました。今年は63万人の人が集まったとのことですが、ライン川沿いにメインステージ、サブステージ、武道会場と90以上の出展があり、日本の文化のためにこれだけ多くのドイツの方が集まってくれたことを見て感動しました。特に、多くの若者がコスプレで来られているのが印象的でしたが、ムラサキ・ウェーブというバンドが杏里や竹内まりやなどの80年代のJポップを演奏しているのには驚きました(こんな古いものがドイツの若者に受けるのだろうかと)。本件行事を共催されたノルトライン=ヴェストファーレン州、デュッセルドルフ市、日本コミュニティと多くのドイツ人の皆様に感謝いたします。
5月 |
ガウク前大統領を表敬し、先方の2016年の訪日の印象を含む日独関係について意見交換を行うと共に、ドイツの外交 及び内政についてお話を伺いました。
22日(水)
国際海洋法裁判所(ITLOS)において、ハンブルク独日協会主催により、柳井俊二ITLOS判事の送別講演会が開催され、私も招かれて出席し挨拶を述べました。柳井判事は2005年、ITLOS裁判官として選出され、それから18年間裁判官として海洋法の発展に貢献してこられました。また、2011年から2014年の間には日本人初のITLOS所長を務められました。現在ITLOSには、柳井判事に続き堀之内秀久判事が裁判官として活動しています。送別講演会では柳井判事より、18年の間にITLOSで扱われた様々な事件と、柳井判事が最後に関わられ5月21日に出された気候変動に関する勧告的意見についての説明がなされました。
18日(土)~19日(日)
18日から19日にかけて、愛媛県内子町の姉妹都市であるローテンブルクの「マイスター・トゥルンク祭り」を訪れ、ナーザー市長と懇談した他、「マイスター・トゥルンク」の劇を見ると共に、中世の装束をまとった市民の行進を見学させてもらいました。ナーザー市長は昨年秋に、初めて訪日し内子町を訪れ、同町が古い町並の保存に力を入れていることに感銘を受けたと話してくれました。ローテンブルクはロマンチック街道の中心的な観光地ですが、毎年、聖霊降臨祭の時に「マイスター・トゥルンク」祭り、9月の初めに「帝国の夜」祭りを行っており、日本からの観光客を歓迎してくれています。
17日(金)
リンク連邦議会議員(FDP会派副院内総務兼独連邦政府大西洋協力調整官)の来訪を受け、日独関係、日本のウクライナ支援等について説明するとともに、インド太平洋政策、経済安全保障、エネルギー政策等について意見交換を行いました。
16日(木)
5月27日から訪日される独連邦議会交通委員会の方々に対して、日本における自動車や船舶の脱炭素に向けた取組みや、鉄道を初めとする公共交通機関の現状や課題について説明しました。
15日(水)
本年1月から引退したトリッティン前連邦議会議員(元連邦環境相)の後任として緑の党会派外交スポークスウーマンを務めているデューリング連邦議会議員を往訪し、日独関係、東アジア情勢、日本のウクライナ支援及び中東政策等について説明するとともに、緑の党のインド太平洋政策についてお話を伺いました。
13日(月)
デュッセルドルフに出張し、ヴュスト・ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州首相がNRWで活動する日系企業のトップ(日本人だけでなくドイツ人も含め)約15社を招いて下さった夕食会に、河原総領事と共に出席させて頂きました。州首相からは日独が価値を共有していることに触れつつ、昨年6月の訪日の際に、日本で外務大臣をはじめ多くの方にお会いして話を聞き、有益だったということが紹介され、産業立地としてのドイツ、NRWについて、日系企業の意見を聞いて引き続きNRW州が魅力的で力強い立地であるよう努力していきたいとの話がありました。日系企業の代表の方々から、日独双方には高い技術力を持つ企業が多く、双方の協力を通じて経済成長の推進力を創り出したい、日系企業はビジネスを行う際に短期的な利益ではなく、数十年という長いスパンで検討するので、如何なる方向に進もうとしているのか明確であることが望ましいといった意見が出されました。
12日(日)
大使館の多目的ホールにおいて、日本語スピーチコンテスト表彰式を開催しました。優勝者のハイ・エレンさんをはじめとする入賞者に、賞状とスポンサーからの賞品をお渡ししました。今回は、ベルリン近郊の日本語を学習している方も、一部お招きし、入賞者から、日本語学習のモチベーションや上達のヒントをお話ししてもらいました。その後は、日本アニメをドイツ語の字幕付きで楽しんでいただきました。これからも、日本語を学ばれる方が増えていくことを願っております。
10日(金)
カールスルーエに出張して、ロンメル連邦検事総長を表敬し、4月17日から23日にかけて立て続けに摘発された中国やロシアのためのスパイ事件、テロ組織「帝国臣民」に関する裁判の状況、ロシアの戦争犯罪に関する捜査の状況等についてのお話を伺いました。
10日(金)
カールスルーエで開催された独日協会連合会総会の機会に開催されたカールスルーエ市主催の市庁舎におけるレセプションに出席しました。コイフライン副市長、シュタンツェル独日協会連合会会長、フリッツ・カールスルーエ独日協会会長をはじめ、各独日協会や日独協会の皆様にお目にかかりました。これまでにないほど緊密な状況にある日独関係が、独日協会や日独協会による市民レベルでの交流に支えられていることの感謝をお伝えしました。また、同市テレビ局(Baden TV)によるTVインタビューを受け、日カールスルーエ及び日独関係について発信をしました。
8日(水)
ベルリン・フィルハーモニーのカラヤン・アカデミーによる(Karajan-Akademie der Berliner Philharmoniker)コンサートに招待いただきました。日本人音楽家では、久末航さん(ピアノ、応援)、同アカデミーに所属する岡田桃佳さん(ヴィオラ)及び瀬千恵美さん(クラリネット)のすばらしい演奏を聞くことができました。
4月 |
連邦参議院の議長を務めるメクレンブルク=フォアポンメルン州シュヴェージッチ州首相により、3月21日にオープニングが行われ、連邦参議院において6月12日まで行われているデュッセルドルフ在住の芸術家・増山裕之氏の作品の展覧会を訪れました。同地域出身のドイツ人画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの絵画を現代の技術で蘇らせた増山氏の作品を、増山氏ご自身の案内により、ビーリンガー同州事務次官(ベルリン事務所代表)と共に鑑賞しました。
24日(水)
世界最大級の国際産業見本市ハノーファーメッセにて各国大使とのツアーに招かれ、今年のパートナー国であるノルウェーの企業やボッシュ、SAPなどを訪問しました。全般的に、今年も、水素、再生可能エネルギー等のエネルギー関係と、AIを活用した製品が目立ちました。午後は、日系企業の出展ブースの視察を行いました。その際、JETROのイベント「日系企業とのサプライチェーン・パートナーシップとイノベーション」の冒頭で、日独の緊密な協力関係や経済活動の拠点としての日本の魅力を説明しつつ挨拶を行いました。
その後、製造業向けのデータ管理システムや設計・解析ソリューションを提供する富士通、AI搭載のカメラやセンサーを展示するSony Semiconductor Solutionsの他、機械や部品等を開発する企業(東洋炭素、Nissei、東レ・プレシジョン、HACARUS、東邦電子、Micro Support)のブースを視察しました。さらに、水素インフラや燃料電池向けの技術をアピールする企業(Honda Motor Europe、MITSUI E&S、Proterial、住友電気工業、高石工業、WELCON)や、スタートアップ企業(Elephantech, DITECT, RICOS, PronoHearts, ARMA)から、各社の技術や取組について伺いました。日本大使館としても引き続き、ヨーロッパやドイツへの日系企業の進出を支援していきたいと思っています。
17日(水)
ヘッセン州連邦代表事務所を訪れ、ペンツ・ヘッセン州連邦・欧州・国際・脱官僚主義大臣を表敬し、日・ヘッセン州関係について意見交換を行うと共に、内政について伺いました。私からは、ウクライナ支援を含む日本の外交政策や東アジアの安全保障環境等について説明しました。
12日(金)
大使公邸において,ピーター・グルース沖縄科学技術大学院大学(OIST)名誉学長(前理事長・学長),元マックス・プランク協会(MPG)会長,元科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)理事に対する旭日重光章の伝達式を行いました。
式では同氏から,MPGと理化学研究所との協力関係やOISTの科学技術分野の業績やパンデミック中の沖縄での経験にも触れつつ,日独間の科学技術交流の発展に貢献できたことを喜んでいると述べた上で、列席のご家族や招待客1人1人へ感謝の言葉がありました。
また,イエックル元MPG副会長・マックス・プランク学際科学研究所名誉所長からは,グルース博士が世界的な研究業績を残しただけでなく,組織のトップとしても卓越したリーダーシップを発揮されたことを称える祝辞がありました。
科学技術や教育の分野における日本とドイツの,そして日本と世界との架け橋としてかけがえのない功績を築かれたグルース博士の叙勲をお祝いできたことを大変うれしく思います。
11日(木)
エアフルトに出張し、今月21日から一週間、テューリンゲン州の経済団体、企業代表、学術関係者を率いて訪日を予定しているティーフェンゼー・テューリンゲン州経済・科学・デジタル大臣を訪問し、今回の訪日ミッションの目的、日程等について伺うとともに、私から最近の日本のエネルギー政策や日独間での経済安全保障について説明しました。今回の大臣の訪日が、テューリンゲン州と日本の更なる発展につながる有意義な機会となることを期待しております。
11日(木)
テューリンゲン州エアフルトに出張した際、テューリンガー・アルゲマイネ紙のホリッツァー編集長を訪問しました。同紙についての説明を受けると共に、今年9月に行われる同州議会選挙の見通しを含め同州の内政についての見方を伺いました。
10日(水)
ミュンヘンに出張した際に、ミュンヘン総領事時代から懇意にしていたシュマルツ・ミュンヘン・ブレスクラブ名誉会長を、マリーエン広場に面する先方事務所に訪ねて、日独、日バイエルン関係などについて意見交換を行いました。
9日(火)
ミュンヘンに出張し、バイエルン独日協会のアレンジにより、日本とドイツ連邦共和国の72年間というテーマで講演を行いました。明治時代の森鴎外の留学から始めつつ、主に戦後の西独時代、統一後のボン時代、ベルリンへの首都移転後に分けて、日独関係の発展を説明し、特に、昨年初めて行われた政府間協議を含め、最近の緊密かつ良好な関係を紹介しました。また、バイエルン独日協会をはじめとする独日協会の貢献に感謝の意を伝えました。
3月 |
ドイツ連邦議会のロート外務委員会委員(社民党)を公邸にお招きし、日本の外交・経済安全保障等について説明するとともに、ドイツの外交についてのお話を伺いました。
14日(木)
ベルリンのシュテーグリッツ・ツェーレンドルフ区ランクヴィッツにあるベルリン日本人国際学校において令和5年度卒業証書授与式が行われ、祝辞を述べさせて頂きました。
昨年4月に校舎を移転してから初めての卒業証書授与式で、小学部2名、中学部2名の卒業生に卒業証書が授与され、在校生をはじめ、学校関係者、保護者の方々から祝福を受けました。
私からは、祝辞の中で、卒業生にお祝いを述べるとともに、ベルリン日本人国際学校で、少人数の学校ならではの、学年を越えた交流が日常的に可能なことや、先生と一対一に近い少人数授業など多くのことを体験され、ドイツ語を学ぶ機会も含めて他ではなかなか得られない貴重な機会も持てたのではないかと思うと述べると共に、新型コロナウイルスによる学校生活への影響も受けながらも無事卒業式を迎えることができたことをうれしく思う旨述べました。
また、今回、任期を終えて帰国される2名の先生、及び竹谷理事長、中川校長先生をはじめとする学校関係者の方々への感謝の気持ちをお伝えしました。
12日(火)
3月下旬に訪日予定のドイツ連邦議会のミュッツェニヒ社民党会派院内総務を公邸にお招きし、日本の政治・経済・社会問題等について説明するとともに、ドイツの内政等についてお話を伺いました。また、日独のウクライナ支援について意見交換を行いました。
11日(月)
ニーダーザクセン州ハノーファー市内ホテルで開催された白馬クラブ新年会に出席しました。今回は同州のヴァイル州首相のご出席を得て、戸田ハンブルク総領事などとともに挨拶を行いました。白馬クラブは、ニーダーザクセン州及び周辺地域に進出している日系企業と同州ドイツ企業及び州経済省関係者等の交流の場として1996年に設立されました。ヴァイル州首相からは現在の難しい国際情勢においてドイツにとっての日本の重要性に言及頂くと共にニーダーザクセン州がドイツのエネルギー政策において重要な役割を果たしていることを説明されました。私からは、ニーダーザクセン州の邦人及び日系企業に対するニーダーザクセン州の支援に感謝するとともに、同州と日本の緊密な関係のさらなる発展に向け、在ハンブルク日本国総領事館とともに、引き続き尽力していきたい旨述べました。
11日(月)
ベルリン州教育・青少年・家族省を訪問し、ヘンケ教育担当次官、リーケ青少年・家族担当次官を表敬しました。ベルリンと東京の姉妹友好都市締結30周年や、ベルリンと日本の学校間や青少年の交流について、意見交換を行いました。
6日(水)
ボンにある国連キャンパスを初めて訪問して、ボンに本部がある国際機関の長と意見交換を行いました。
まず気候変動枠組条約(UNFCCC)のスティル事務局長と面会し、今年11月にアゼルバイジャンで開催されるCOP29に向けた見通し等について意見交換を行いました。スティル事務局長からは、主要排出国がリーダーシップを発揮して、気候対策の要である削減行動と途上国支援を更に進めていく必要がある旨の御見解を伺いました。
また、午後には、砂漠化対処条約(UNCCD)にティヤゥ事務局長を訪問しました。砂漠化や土地の損失は地球規模の危機の一つであり、この対処が極めて重要であるというお話を伺いました。
さらに、国連ボランティア(UNV)の横須賀次長ともお会いして、日本とUNVの協力について意見交換を行いました。
写真左:UNFCCCのスティル事務局長と、写真右:UNCCDのティヤゥ事務局長と
5日(火)
大使公邸において、アンネグレート・クランプ=カレンバウアー元国防大臣に対する旭日重光章の伝達式を行いました。伝達式には、クランプ=カレンバウアー氏のご家族や国防大臣在任期間中の関係者の方々が参加されました。伝達式においては、同氏が国防大臣時代、日独間の関係強化及び防衛当局間交流の促進に大きく貢献されたことを祝辞で紹介しました。
クランプ=カレンバウアー氏からは、国防大臣として安全保障面でドイツと日本の関係を進展させることの重要性を認識したとして、これを実現する上での関係者の支援に対して感謝が述べられました。
5日(火)
当地メッセ・ベルリンで開催された国際観光見本市ITBを訪問しました。臼井JNTO(日本政府観光局)フランクフルト事務所長からJNTOによる日本パビリオンの説明を受けるとともに、北海道、長野、京都、大阪、兵庫、和歌山、沖縄の都道府県、するが企画観光局、旅行エージェント、ホテル等の日本パビリオンの共同出展者、東京都等の単独出展者から説明を受けました。共同出展者の数は昨年の21から30に増え、各ブースにおいて商談が活発に行われ、国税庁による日本酒の試飲提供が行われるなど、盛況な様子を見ることができ、ドイツ、欧州からのインバウンドを増やそうと努力する日本側の努力を学ぶと共に、訪日観光に対する関心の高まりを感じる良い機会となりました。
4日(月)
JETRO、JNTO(日本政府観光局)と協力し、Schlosshotel Berlin by Partick Hellmanにおいて「Japan Night Food & Travel」と名付けた食と観光のレセプションを開催しました。会場では、日本養殖魚類輸出推進協会提供の日本産ぶり・まだいを使ったホテルの日本人シェフによる料理や公邸料理人による北海道産ほたてを使った料理が振る舞われるとともに、日本茶インストラクター協会の協力による日本茶を使ったペアリングも行われました。また、北海道、長野、東京、京都、大阪、広島、沖縄の各都道府県がブースを出展し、その中で食についても説明されるとともに、翌5日から開催される観光見本市ITBの日本パビリオンについての宣伝も行われました。参加された方々に、日本への観光旅行と日本食にこれまで以上の関心を持っていただく機会になったのではないかと期待しております。
(写真右:シュロスホテルベルリンの寺島シェフと公邸料理人の川原崎シェフと共に)
4日(月)
ベルリンにあるドイツ経済研究所(DIW)のフラッチャー所長を訪問し、最近の日独の経済状況について意見交換を行いました。フラッチャー所長からは、ドイツ経済の見通しを伺うともに、私からは、日本の経済安全保障への取組みと経済分野における日独協力の事例を紹介させていただきました。
2日(土)
ベルリンのハレンゼー地区にあるベルリン日本語補習授業校は、創立50周年を迎え、ベルリン日独センターで開催された記念式典に出席しました。
式典では1973年に西ベルリン日本語補習授業校として発足した同校の歩みを示すスライドショーが上映され、50年の歩みを出席された関係者とともに拝見しました。また、生徒、OB、生徒のご両親による、合唱とモーツァルト等の素晴らしい演奏も堪能させて頂きました。
私は祝辞を述べる機会を頂きましたので、その中で、コロナ禍をオンライン授業で乗り越えられた橘田現理事長のご尽力や、発足時から関わられた寺崎様、歴代理事長など、長きにわたり学校を運営された方々に感謝し、敬意を表しました。また、今回の式典のテーマは「共生」でしたが、日本とドイツの2つの言語や文化を学ぶ機会を与える補習校は、まさに「共生」の一躍を担っていますと述べた上で、日本人の親を持つ海外在住の子供たちに日本語能力を維持して頂くことの重要性が注目され、継承語教育が重視される中で、日本語補習授業校はその最も重要な手段の一つと認識されていることも踏まえ、日本政府として補習授業校を引き続き支援していきたいと述べました。
ベルリン補習授業校のますますのご発展を祈念しております。
2月 |
大使公邸において、ドイツ政府関係者や当地の外交団を中心にお招きし、令和6年天皇誕生日祝賀レセプションを行いました。当日はストライキによる交通の混乱があったにも関わらず、多くのお客様にお越し頂きました。式典の中で、私からの挨拶として、冒頭能登半島地震に関するドイツからのお見舞いのメッセージに感謝しつつ、ロシアのウクライナ侵攻以来、基本的価値観を共有するパートナーとしての互いの重要性を再認識し、協力がこれまでにないほど緊密化している状況について説明しました。また、2月19日の日・ウクライナ経済復興推進会議の開催、1月末の日独ACSA(物品役務相互提供協定)の署名といった最近の事例を紹介いたしました。
昨年に引き続き、賓客を代表して御挨拶いただいたリントナー外務省国務大臣からは、能登半島地震の犠牲者に対する哀悼の意が表されるとともに、史上初めての日独政府間協議や日独ACSAへの署名にも言及しつつ、信頼に基づく日独の関係は緊密であるとした上で、日・ウクライナ経済復興推進会議を始めとする日本の取組に深謝する旨の発言がありました。また、レセプションには、ケーラー元連邦大統領にも御出席頂きました。
⇒柳大使の挨拶はこちら
27日(火)
クレバーRWE社CEOに当館にお越し頂き、同社と日本との関わり、日系企業の連携事例などについて伺うと共に、日独両国のエネルギー政策や脱炭素化に向けた動き、両国経済の現状や展望に関する見方などについて意見交換を行いました。
23日(金)
メクレンブルク=フォアポンメルン州首相府を訪れ、シュヴェ―ズィヒ州首相を表敬しました。同州と日本の経済・エネルギー・医療、観光、文化の分野について意見交換を行いました。私からは日本の高齢化社会についてブリーフィングをさせていただきました。シュヴェ―ズィヒ州首相からは能登半島における震災へのお悔やみとお見舞いの温かいお言葉をいただきました。
19日(月)
15日から開催されているベルリン国際映画祭に併せて、公邸において「JAPAN Night」を開催しました。ヴィム・ヴェンダース監督をお迎えし、映画「パーフェクト・デイズ」撮影のお話などをお伺いしたほか、日本の若手プロデューサーや若手監督がプレゼンテーションを行いました。さらに、カルロ・シャトリアン ベルリン国際映画祭総合芸術監督にもご出席頂き、日本映画を映画祭で上演できることは素晴らしいとのコメントもいただきました。また、ベルリナーレスペシャルの招待作品「箱男」の石井岳龍監督と主演の永瀬正敏氏、「五香宮の猫」の想田和弘監督など、日本映画関係者にも参加いただき、世界各国からベルリナーレに集まった映画関係者の貴重な交流の機会となりました。
16日(金)
ニュルンベルクで開催された有機食品見本市BIOFACHを訪問し、ニュルンベルク・メッセのオットマンCEOの出迎えを受けるとともに、岡本ジェトロ・ベルリン所長とジェトロによるジャパン・パビリオンと日本企業の単独出展ブースを視察しました。ジャパン・パビリオンは場所も良くスペースも昨年よりも広く、また、出展品目はお茶、醤油、味噌から米粉、みりんシロップといったものまで幅広いバリエーションがあり、ここにも日本の生産者の皆様の食に関する情熱を見て取ることができました。
出展者の方々によると、前回以上に質の高い商談が行われたとのことで、ドイツ、ヨーロッパにおける日本産有機食品に対するニーズの大きさを感じる良い機会となりました。
14日(水)及び15日(木)
当館において日独エネルギー変革評議会(GJETC)第16回委員会が開催され、冒頭の挨拶をさせていただくとともに、夜には大使公邸でGJETCの共同議長である寺澤日本エネルギー経済研究所理事長、トーマス・ヴッパタール研究所部門長などの委員の方々によるモデレート・トークとレセプションを行いました。安定的なエネルギーの確保と気候変動への対処を両立させるようなエネルギー転換は重要な課題です。日独両国の専門家が知識と経験を共有し、将来への道筋が見いだされることを期待します。
13日(火)
ケーラー元連邦大統領(CDU)を訪問し、日独関係、東アジア情勢、日本のエネルギー政策等について説明すると共に、ドイツの内政問題についてお話を伺いました。
1月 |
ヴェンツェル連邦経済・気候保護省政務次官を表敬しました。ドイツ経済の今後の見通しやエネルギー政策等について意見交換を行い、私からは日本の経済安全保障への取り組みについて説明させていただきました。ヴェンツェル政務次官には昨年9月東京にて開催された「第6回水素閣僚会議」へも現地にて参加いただいており、私の方からも水素技術における日独企業の協力事例を紹介しながら、エネルギー分野における今後の日独協力の可能性について議論しました。
26日(金)
デュッセルドルフ日本商工会議所主催の新年賀詞交換会に、河原在デュッセルドルフ日本総領事とともに出席し、挨拶をさせていただきました。デュッセルドルフ日本商工会議所佐藤会頭、ノルトラインヴェストファーレン州経済省ヘラー次官、デュッセルドルフ市ケラー市長の参加も得て、盛大な会となりました。
26日(金)
ラーティンゲンにある三菱電機ヨーロッパのアンドレアス・ワーグナー社長を訪問し、同社の欧州、ドイツでの活動についてお話を伺うとともに、同社のオフィスを視察させていただきました。同社からは、厳しい経済環境の中でも、ヒートポンプ等の同社の技術を活用してドイツ社会に貢献をしていきたいとのお話を伺いました。
26日(金)
エッセンにあるライプニッツ経済研究所(RWI)のクリストフ・M・シュミット所長を訪問し、ドイツ経済の今後の見通しや課題等について意見交換を行いました。同所長からは、気候変動や労働市場等の同所の研究分野を御紹介いただくとともに、今後のドイツ経済の発展のため、更なるイノベーション投資が必要等の御見解を伺いました。
23日(火)
大使公邸において、在留邦人の皆様をお招きして、令和6年新年賀詞交換会を行いました。冒頭、能登半島における震災へのお見舞いと、一日も早い復興を祈っていると述べた上で、ご出席頂いた方に新年における益々のご発展とご健勝を祈念しました。ミュンヘン、フランクフルト、ボン、デュッセルドルフ、ゴスラー等の遠隔地の方のご出席も得て、また、昨年よりも多くのお客様にお越しいただき開催できたことを喜ばしく思います。
19日(金)
農林水産省と協力し、ブランデンブルク門のそばのホテルアドロン・ケンピンスキーで日本産水産物のプロモーションを行う「Entdeckung japanischer MEERESFRÜCHTE」と名付けたレセプションを開催しました。小川農水審議官の開会挨拶の後、ミシュランスターシェフであるReto Brändli氏が手がけた北海道産ほたてと鹿児島県産ぶりのたたきを使った料理が披露され、日本産水産物が、寿司や刺身等の日本食以外の料理においても十分堪能できることを教えてくれるものでした。また、会場では愛媛県産まだいの焼き物、鹿児島県産和牛、日本産緑茶、日本酒も振る舞われ、ドイツ系のレストラン関係者やディストリビューターの方々に日本産食材の魅力を実感していただける良い機会となりました。
17日(水)
ザイベルト・ベルリン州議会議長を表敬しました。ベルリンと東京の姉妹友好都市締結30周年に合わせてのヴェーグナー州首相訪日の計画や、両首都間の経済面や文化面での関係強化について、意見交換を行いました。
16日(火)
大使公邸において、竹谷宗久ベルリン日本人国際学校理事長に対する旭日双光章の伝達式を行いました。伝達式には、ベルリン日本人学校関係者、独日協会関係者、ベルリン日本商工会関係者の方々などが参加されました。伝達式においては、同氏が30年以上ベルリンにお住まいになり、長きにわたりベルリン日本商工会、ベルリン日本人国際学校、ベルリン独日協会における事業や、日独の若手芸術家等を支援する個人の活動を通じて、日独両国の相互理解と友好親善の促進に大きく貢献されてきたことを紹介し祝辞を述べました。
竹谷宗久氏からは、今後のドイツと日本の友好関係への更なる努力の表明と、関係者への感謝が述べられました。伝達式の合間には、竹谷様が若手音楽家への演奏機会を無償提供する等支援を行っていたこともあり、お祝いとしてベルリンの第一線で活躍されている演奏家の方々が、素晴らしい演奏で以て竹谷様の叙勲を祝しました。
16日(火)
当地に出張した河野太郎デジタル大臣は、フォルカー・ヴィッシング連邦デジタル・交通大臣との間で会談を行いました。そこでは、昨年のG7デジタル・技術大臣会合のフォローアップとして、DFFT(Data Free Flow with Trust)の推進の具体化等について議論し、G7やOECDの場も活用して一層詳細な議論を進めていくことを確認しました。
15日(月)
河野太郎デジタル大臣が当地に出張した機会をとらえて、ドイツ連邦議会デジタル委員会のツィンマーマン議員(社会民主党:SPD)、バッハーレ議員(同盟90/緑の党)、サントス=ヴィンツ議員(キリスト教民主同盟:CDU)を公邸にお招きし、日独欧州のデジタル政策の動向について意見交換を行って頂きました。
14日(日)、15日(月)
上川外務大臣が今年大阪市との姉妹交流35周年を迎えるハンブルクを訪問され、チェンチャー・ハンブルク州首相と会談し、海洋安全保障等について議論しました。また、国際海洋法裁判所(ITLOS)を訪問してヘイダー所長と会談し、海における法の支配の重要性について議論し、ITLOSが重要な役割を果たしていることを評価したほか、ITLOS日本財団フェローシップに参加しているアフリカ・中南米等の若手行政官・研究者6名と懇談しました。
9日(火)
前日にハリウッドでゴールデングローブのアニメ映画賞に選ばれた宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見てきました。2002年にベルリナーレで金熊賞を受賞した「千と千尋の神隠し」を思い出させる、宮崎駿ワールドとも言うべき奇想天外なストーリーの展開で、観る者を非常に楽しませてくれる作品です。ドイツの方にも楽しんでいただける作品ではないかと思います。
2023年 | ||||
12月 |
ドイツの巨匠ヴィムベンダース監督のPerfect Daysを鑑賞しました。ドイツのメディアも紙面を割いて同監督の久々の傑作と高く評価しています。小津安二郎監督を尊敬しているヴェンダース監督ならではの、あたかも日本人監督が撮った作品のように、監督独自の視点で、東京の木漏れ日と日常が描かれています。また、カンヌ映画祭で優秀男優賞を受賞された役所広司さんの演技が素晴らしかったです。私のような世代には三浦友和さんや石川さゆりさんなどが出演されていることや、アニマルズ、キンクスといった60年代の音楽がカセットテープで流れてくることなど、馴染み深く心を和ませてくれる作品でもありました。ぜひ、多くの方に吹き替えでなく独語か英語の字幕で鑑賞いただきたい作品です。
19日(火)
午後、トンカー連邦財務省政務次官を表敬しました。トンカー次官は財政運営や欧州政策などを担当しています。本年、日本から訪独した複数の代表団と意見交換して頂いたことに感謝を伝え、また、ドイツのウクライナ支援に対する強固な意志に敬意を表しました。トンカー次官からは、2021年第二次補正予算が憲法裁判所によって違憲と判断された後の、2024年予算の作業状況と今後の見通しや、EUの安定成長協定を巡る議論についてのお話を伺うことができました。
19日(火)
ハンブルクに出張し、ヘイダー国際海洋法裁判所(ITLOS)所長を、戸田ハンブルク総領事と共に表敬しました。ヘイダ―所長は2014年からITLOSの判事を務めており、本年10月に所長に就任されました。私から、日本の「自由で開かれたインド太平洋」のコンセプトについて説明すると共に、日本とITLOSの協力などについて意見交換を行いました。ヘイダー所長はアイスランド外務省の法律顧問を長く務められた方で、京都議定書交渉に参加されたり、IWC代表も務められた日本と縁の深い方ということを伺いました。
13日(水)
イエナ大学ポーネルト学長を表敬しました。16世紀に設立された歴史のある大学で、光学の分野やガラス工業に関連した研究が盛んです。学長から、同大学の研究の3つの戦略「light, life, liberty」についてご説明いただきました。日本との関わりでは、麗澤大学等12の日本の大学との交流がある他、宇宙に関連する分野を中心にJAXAとの共同研究も進められています。今後も日本との交流が活発に行われることを期待します。
13日(水)
ハレ=ヴィッテンベルク大学ベッカー学長を表敬しました。同大学は16世紀初めに設立された歴史のある大学で、1880年代に新渡戸稲造教授が学んだ大学でもあります。現在は、慶応大学をはじめとする8つの日本の大学との交流を行っています。日本学科で修士・博士の学生が研究を継続している他、全ての学部学生を対象とした日本語授業を行うことなどについてお話を伺いました。今後も、日本の大学との交流が強化されていくことを期待します。
10日(日)
デュッセルドルフでブンデスリーガ二部のフォルトゥナ・デュッセルドルフ(五位)とホルシュタイン・キール(二位)の日本人対決を観戦しました。カタールW杯の代表選手だったフォルトゥナの田中碧選手とキールの町野選手が先発して,共に活躍され、終盤田中選手と交代で入ったアッペルカンプ真大選手も守備面で貢献されましたが、試合はキールが序盤に挙げた一点を守り切り、ホームのフォルトゥナは痛い星を落としました。残念ながら内野選手は出場されませんでしたが、四人の選手のますますのご活躍を祈念しています。
1日(金)
ベルリン市庁舎において開催されたベルリン独日協会主催第10回漫画コンテストの授賞式に出席し、挨拶をさせていただきました。漫画/アニメはドイツでも身近に楽しむ事ができるようになり、今回も多くの青少年・若者がこのコンテストに応募してくれました。日本の食事を通して家族の愛情が深まっていく作品に「日本大使館賞」を授与し、作者に賞状と記念品を授与しました。 コンテスト入賞作品は、12月末までベルリン市庁舎のホールで展示されています。
11月 |
ベルリン安全保障会議(BSC:Berlin Security Conference)のパネル「The Indo-Pacific Challenge: How does it affect Europe?」にパネリストとして参加しました。インド太平洋地域における安全保障上における課題、日本と欧州の協力についてについて述べると共に、同地域におけるドイツ、欧州との協力の更なる必要性について他のパネリストと議論しました。
30日(木)
防衛装備協力共同機構(OCCAR:Organisation Conjointe de Coopération en matière d'Armement, 本部ボン)のズッカー本部長が来館し、中高度長時間滞空型無人機プログラム(MALE RPAS:medium-altitude, long-endurance remotely piloted air system)への日本のオブザーバー参加承認に関する書簡を手交頂きました。
OCCARは、欧州における防衛装備の共同開発を管理する機関です。日本と欧州との間では、様々な分野で協力が進んでおり、今回のオブザーバー参加で新たな協力関係が生まれることを期待します。
18日(土)
ベルリン日本人国際学校の創立30周年記念学校祭を参観しました。開校した1993年度から途切れなく開催されてきた学校祭について、学校創立30周年、またベルリンのランクヴィッツ地区の新校舎に4月末に移転後、初の開催となる今回、挨拶の機会をいただきました。子どもたちは、保護者の皆さんに加えて、シュテグリッツ・ツェーレンドルフ区の副区長をはじめとする、日本人学校を支え、協力してきた機関・団体等の日独の関係者の前で、日本語とドイツ語で劇や発表、合唱、踊りを披露しました。ドイツ国歌を上手にドイツ語で歌う子どもたちが両国の未来を担う人材となってくれることを願っています。
大使館として、今後も日本人国際学校の活動を支援してまいります。
17日(金)
日独フォーラムのプログラムの一環として、フォーラム出席者と共にシュミット首相府長官を表敬しました。難民問題、内政・外交、財政、経済安全保障等について、約1時間半にわたり意見交換が行われました。
16日(木)
「日独フォーラム」の第31回合同会議が16日と17日、連邦議会のマリー・エリザベート・リューダーズ・ハウスで行われ、出席しました。「日独フォーラム」は、当時の宮澤総理とコール独首相との合意に基づき、1993年に設立された「賢人会議」です。ベルリンでは5年ぶりの対面開催となった今回、内政・外交と経済安全保障を大きなテーマとして、2日間にわたり、日独双方の政界、経済界、学界等からのハイレベルの出席者による率直かつ活発な意見交換が行われました。
16日(木)
キリスト教民主同盟/社会同盟(CDU/CSU)の主催によりドイツ連邦議会で行われた「インド太平洋における戦略的パートナーシップ会議:依存の低減、貿易の拡大、中国戦略の実施(Kongress Strategische Partnerschaften im Indo-Pazifik: Abhängigkeiten verringern, Handel ausbauen, China-Strategie umsetzen)」に出席し、「インド太平洋における貿易及び協力」のセッションのスピーカーの一人として登壇し、インド太平洋地域の現状や日本の経済安全保障政策等についてお話ししました。
13日(月)
日独両国の外務省、国際問題研究所、ハインリヒ・ベル財団の共催で開催された「1.5トラック安保対話」の公開シンポジウム “Current Challenges for Security Politics in Asia and Europe”(アジアと欧州の安全保障政策における現下の課題)に出席し、冒頭挨拶を行いました。日本からは岩間陽子・政策研究大学院大学教授、中村仁威・外務省欧州局参事官、ドイツからはテュンメル・独外務省アジア太平洋総局東アジア・東南アジア・太平洋担当局長、ボリス・ミヤトヴィチ連邦議会議員(緑の党)がスピーカーとして登壇し、現在の国際情勢を踏まえ活発な議論が行われ、その後、出席された約100名の聴衆のうち数名の方との質疑応答を行いました。
7日(火)
科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)の土屋専務理事(元文部科学事務次官)がベルリンに来られた機会に、クライナー・ドルトムント工科大学教授(前ライプニッツ協会会長)、ヴェルナー・ドイツ工学アカデミー会長(前欧州宇宙機関長官)、ギュンター・ポツダム大学学長など同フォーラムに関わりのある方々を公邸にお招きし、同フォーラムの今後のあり方などについて意見交換をしました。
10月 |
10月末から訪日予定のドイツ連邦議会のリンネマン議員(キリスト教民主同盟(CDU)幹事長)を訪問し、日独関係、日本の政治・経済・社会問題等について説明するとともに、移民・難民問題へのドイツの対応についてお話を伺いました。また、東アジア情勢、中東情勢等について意見交換を行いました。
21日(土)
フライブルクのEuropa Park Stadionで、ブンデスリーガ1部のSCフライブルクとVfLボッホムの試合を観戦しました。浅野選手のセンタリングがアシストとなりボッホムが先制点を上げましたが、直後に堂安選手が今季初ゴールをヘディングで決めて同点とし、その後、フライブルクがPKを決めて2対1で勝ちました。浅野選手、堂安選手のお二人はこの試合でも活躍されましたが、お二人のますますのご活躍を祈念しています。
18日(水)~20日(金)
十倉会長を始めとする経団連訪欧ミッションが訪独し、ハーベック副首相兼経済・気候保護大臣、ヴィッシング・デジタル・交通大臣、シュミット首相府長官、トンカー財務省政務次官及び独産業連盟ルスブルム会長との間で意見交換が行われました。私も閣僚への表敬には同席させていただき、自由貿易、経済安全保障、脱炭素化などについて、有意義な意見交換が行われました。
13日(金)
フラスバート連邦経済協力・開発省事務次官を訪問し、イスラエル・パレスチナ情勢やウクライナ支援について意見交換を行うとともに、国連気候変動枠組条約締約国会議の見通しや国際開発金融機関に対する見方について伺いました。
12日(木)
大使公邸において、ベルリン日本商工会名誉顧問の松野武男氏に対する外務大臣表彰の授賞式を行いました。この表彰は、松野氏がベルリン日本商工会の常設事務局の創設とベルリン日本人国際学校の開校にご尽力され、その後約20年間にわたり双方の事務局長として日本人コミュニティの連携と日独交流に貢献されたこと、また、ご退任後も両組織の活動の支援に努められたことによるものです。授賞式でのご挨拶において、同氏は、今後も日独の友好親善関係の増進に取り組んでいくご決意を表明されました。ベルリン日本人国際学校が創立30周年を迎えた本年に、同校に貢献した松野氏への外務大臣表彰授賞式を開催し、皆様と一緒に表彰をお祝いすることができたことを大変うれしく思います。商工会と日本人学校はベルリンの日本人コミュニティにとって重要な存在であり、大使館としても引き続き協力してまいります。
9日(月)
ドイツ連邦議会のブラウン議員(キリスト教民主同盟:CDU、予算委員会委員長、前首相府長官)を公邸にお招きし、日独関係の現状、東アジア情勢について説明するとともに、独内政の見方を伺いました。
8日(日)
女子サッカー二部のトゥルビーネ・ポツダムの試合を観戦し、試合終了後、京川舞選手と伊藤彩羅選手と懇談し激励しました。京川選手は二季目で、この日も終盤ピッチに立って元気な姿を見せてくれました。伊藤選手は今季から加わりこれまでの試合で活躍されていますが、この日は残念ながら怪我で出場されませんでした。今季は女子の二部ではザンド、メッペン、メンヒェングラッドバッハにも日本人選手が所属しており、日本人女子サッカー選手のドイツでの活躍を応援しています。
7日(土)
10月6日から8日までベルリン囲碁協会と当館共催で大使杯囲碁トーナメントを、当館(多目的ホール)にて開催し、7日の朝の大人の部の開会に際し、私から、コロナ禍後、4年ぶりの開催を喜ぶ挨拶を述べました。小学生から、長年囲碁に親しんでいる大人まで、優勝を目指して熱戦が繰り広げられました。参加者には、試合の合間に日本文化である折り紙も楽しんでいただきました。
6日(金)
ベルリン州のキアロ・文化/社会的結束長官を表敬しました。2024年にベルリンと東京の姉妹友好都市関係は30周年を迎え、ヴェーグナー州首相の訪日も計画されていることにも触れつつ、日独間での文化交流について意見交換を行いました。
キアロ長官は幼少期に東京に滞在した経験があり、「自身としても日本とは個人的な繋がりがある」との発言もあり、今後両都市、両国の関係を文化面でも更に発展させていく方向で一致しました。
2日(月)
ハンブルクの国際海洋法裁判所で新任判事の宣誓式に出席しました。今回は柳井判事を含む6人の判事の任期満了に伴い、堀之内判事を含む6人の新判事が宣誓を行いました。海における「法の支配」が益々重要となる中、海洋に関する紛争の平和的解決においてITLOSが果たす役割は一層大きくなっています。
9月 |
ラインラント=プファルツ州連邦代表事務所を訪れ、10月後半の訪日を控えたドライヤー州首相に対して、日本の政治・社会・経済情勢や東アジアの安全保障環境、我が国のウクライナ支援等についてブリーフィングをさせていただきました。
29日(金)
連邦デジタル・交通省のシュノール事務次官を訪問しました。
シュノール事務次官は、10月8日~10月12日に京都で開催予定のIGF(インターネット・ガバナンス・フォーラム)に参加するために訪日される予定です。
デジタル分野の日独協力や広島AIプロセスについて意見交換すると共に、デジタル戦略やギガビット戦略の進捗状況、独連邦政府で調整されている国際デジタル戦略について伺いました。
28日(木)
公邸において、ベルリン日独センター主催の「ヤングリーダーズ・フォーラム」のレセプションを開催しました。2006年から実施されている「ヤングリーダーズ・フォーラム」は企業や公的機関に所属する25~35歳の日独若手のリーダーが集まり、隔年交代でドイツまたは日本において、現代的な課題について議論し、関連機関や企業訪問などを実際に行うことなどを通して日独交流を深めるプログラムです。これからの日独関係の将来を担う皆様の益々の活躍を期待しています。
28日(木)
ドイツ連邦議会のユング議員(キリスト教民主同盟/社会同盟:CDU/CSU会派気候・エネルギー政策スポークスパーソン)を訪問し、東アジア情勢、我が国のウクライナ支援、エネルギー政策について説明すると共に、日独関係や環境政策について意見交換を行いました。
27日(水)
ドイツ連邦議会のショイブレ議員(キリスト教民主同盟:CDU、前連邦議会議長、元財務相、内相)を訪問し、東アジア情勢について説明すると共に、独内政、独経済等についてお話を伺いました。
26日(火)
ライプツィヒ近郊のマルクランシュテット市において、日本企業の丸紅と、同社も出資する在エストニア企業Skeleton Technologies社との間で、投資契約の署名式が行われ、ゲムコウ・ザクセン州科学大臣、リイサロ・エストニア経済情報技術大臣、シュティッタリッヒ・マルクランシュテット市長、坂倉・丸紅次世代事業開発本部副本部長をはじめとする関係者の皆様とともに出席し、挨拶を行いました。
新工場では、約220人の雇用が想定され、来年秋を目処に、リチウムやコバルトなどの希少金属を使わないバッテリーの製造開始を予定されています。日本、エストニア、ドイツとの協力による気候中立や経済安全保障への貢献が期待されます。
25日(月)
ドイツ連邦議会のシュパーン議員(キリスト教民主同盟/社会同盟:CDU/CSU会派副院内総務)を訪問し、日独関係や経済安全保障について意見交換を行いました。また、東アジア情勢、我が国のウクライナ支援、我が国のエネルギー政策等について説明しました。
22日(金)
マカリスター欧州議会外務委員会委員長(欧州人民党、元ニーダーザクセン州首相)を公邸にお招きし、日EU関係やEUの外交政策についてお話を伺いました。また、東アジア情勢や日独関係、我が国のウクライナ支援等について説明しました。
21日(木)
日独共同プロジェクトとして2017年から2020年の期間で実施されたNEDO「独ニーダーザクセン州大規模ハイブリッド蓄電池システム実証事業」の終了式典がベルリンで行われ、ベーレンス・ニーダーザクセン州内務・スポーツ大臣を始めとする関係者の皆様とともに出席し、挨拶を行いました。 日本側からは日立パワーソリューションズ、日本ガイシ、エナジーウィズ(昭和電工マテリアルズの蓄電デバイス関連事業が前身)の3社の代表が出席されました。気候中立や経済安全保障などの課題の中、日独共同でエネルギー転換を目指すこのプロジェクトには先見の明があったと言えましょう。
21日(木)
ゲッティンゲン大学で開催された日独6大学アライアンス(HeKKSaGOn:ヘキサゴン)第9回学長会議にお招きいただき、挨拶をさせていただきました。同会議では、ホストのゲッティンゲン大学トーラン学長に加え、京都大学湊総長、大阪大学西尾総長、ハイデルベルク大学アイテル学長及びメルヒオール次期学長、カールスルーエ工科大学ヒルト副学長、東北大学植木副学長にお会いしました。同会議には日独両国から約130人の参加があったとことで、同アライアンスが活発に活動されていることを嬉しく思います。
また会議に先立ち、トーラン学長を表敬し、同会議の開催に感謝を述べるとともに、日本との学術交流などについて意見交換をしました。
20日(水)
エーゾス独連邦議会副議長(社民党)を表敬し、独内政についてお話を伺うとともに、日独関係について意見交換を行いました。また、東アジア情勢や我が国のウクライナ支援等について説明しました。
19日(火)
ドイツ連邦議会のホフライター議員(緑の党、連邦議会欧州委員会委員長)を訪問し、日独関係、東アジア情勢、ウクライナ支援などについて意見交換を行うとともに、独内政についてお話を伺いました。
13日(水)
ヒルマー国防省事務次官を表敬し、日独間の安保・防衛分野の協力、東アジア情勢、ロシアのウクライナ侵攻等について意見交換を行いました。連邦軍によるインド太平洋地域への関与をはじめ、さらなる日独防衛交流の深化について協力していくことで一致しました。
11日(月)
11日、デュッセルドルフ商工会議所において、同地の日本人社会の皆様約60名の前で、「ボン共和国とベルリン共和国―――外交官の見た40年間の日独関係」をテーマに講演を行いました。
昨年来、日独関係は史上最高と言っても良い緊密な関係にありますが、そこに至るまでの両国の関係と、経済、文化面の協力等についてお話すると共に、たまたまコール政権からシュレーダー政権への交代が1998年秋で、首都のベルリン移転が99年8月だったこともあり、このような分け方に一つの意味があり、シュレーダー政権で決めた脱原発や国籍法の改正が今の信号連立で実現しつつあることなどを説明しました。
9日(土)
9月9日、ヴォルフスブルクで行われた男子サッカーの日独親善試合を観戦しました。カタールW杯以来の対戦となりましたが、日本はカタールの時以上に前半から伊東選手、三苫選手、上田選手などが積極的に攻め、後半は終盤から出場した久保選手のアシストで、ボッホムの浅野選手、デュッセルドルフの田中選手がゴールを決め4対1と快勝しました。1960年代前半にクラマー氏の指導で本格的に始まった日本のサッカーが、ドイツに勝てるまでに成長したことを喜ぶと共に、Jリーグ発足時のリトバルスキー選手やブッフヴァルト選手など90年の世界一のメンバーをはじめ、ポドルスキー選手など多くのドイツ人の方々が日本でのプレーや指導を通じ日本サッカーの発展に貢献してくれたことに感謝したいと思います。
(試合開始前の写真で中央の向こう側にある四つの星は、ドイツがワールドカップで54年、74年、90年、(20)14年と4回優勝していることを示すものです)
4日(月)~7日(木)
衆議院ドイツ訪問議員団のプログラムとして、日独友好議員連盟の遠藤利明会長(衆議院議員)(自由民主党)、城内実幹事長兼事務局長(衆議院議員)(自由民主党)、小宮山泰子衆議院議員(立憲民主党)及び川崎ひでと衆議院議員(自由民主党)がベルリンを訪問されました。一行は、ミュラー連邦議会議員(会長)(社民党)をはじめとする独日友好議員連盟、ヴルフ元大統領、リントナー財務大臣(自由民主党:FDP)、シュミット首相府長官(社民党)、ミュッツェニヒ社民党会派院内総務、トリッティン連邦議会議員(緑の党)、ヴァーデフール連邦議会議員(キリスト教民主同盟:CDU)、ラドワン連邦議会議員(キリスト教社会同盟:CSU)と日独関係、ロシアのウクライナ侵略、東アジア情勢等について意見交換を行いました。
6日(水)
ドイツ中小企業協会(BVMW)の会員約60名が、「中小企業協会の外交の日」の一環として、日本大使館を来訪されました。アールハウス会長からご挨拶頂いたあと、私から日本経済の概況と日独経済関係について講演を行いました。講演後は日本経済に関する様々な質問をいただき、今後の日独経済関係の強化の可能性についてご理解頂けたのではないかと思います。
5日(火)
当地メッセ・ベルリンで開催されたIFA(国際コンシューマー・エレクトロニクス展(家電見本市))2023を視察しました。日本法人・欧州現地法人から出展している日系企業等(パナソニック、芝浦工業大学、mui Lab、ヤマハ、シャープ、クリエイティブテクノロジー、プレシードジャパン、ポケトーク)の個別ブースを訪問し、各社が注力している最新技術や製品、海外進出の状況、これまでのブース訪問者の反応についてお話を伺いました。
1日(金)
1日、愛媛県内子町と姉妹都市関係にあるローテンブルクの「帝国自由都市祭り」の前夜祭に招かれ、ナザー市長主催のレセプションに出席し、市長と歓談しました。内子町国際交流協会、コロナのため4年ぶりに訪問されたローテンブルク市のパートナーである日本空港ビルティング(羽田空港)のご一行とお目にかかりました。
8月 |
19~20日に行われた独外務省オープンデーに、今年はG7議長国の日本とG20議長国のインドがパートナー国として参加しました。日本は、ベルリン日独センター、ベルリン独日協会、JNTOなどの協力を得て、琴の演奏、アニメなどの文化の紹介、日本食、観光情報を提供すると共に、来場者の皆さんに輪投げを楽しんでいただきました。20日には、ベアボック外相に日本スタンドを視察していただきました。今後もG7においてもドイツとは緊密な協力を進めていきたいと思います。
15日(火)
15日、石森八王子市長を表敬しました。6月に市長一行が1946年にブランデンブルク州ヴリーツェンで、チフス患者の治療中に自らも感染して命を落とされたドクター肥沼の縁で姉妹都市となったヴリーツェンを訪問した際、出張中でお目にかかれなかったこともあり、今回一時帰国中に訪問したものです。顕彰碑とその近くにある「まちなか休憩所八王子宿」内の展示も見せて頂き、石森市長とのお話からも、八王子市が肥沼医師の業績が縁で生まれたヴリーツェンとの絆を大切にされていることがよくわかりました。
1日(火)
ベルリンの赤の市庁舎を訪問し、ヴェーグナー・ベルリン州首相を表敬しました。ヴェーグナー州首相からは、ベルリンと東京の姉妹友好都市締結30周年に合わせ、2024年5月に東京を訪問し、日本との関係を強化したいとの力強い言葉をいただきました。州首相の訪日の意向を歓迎し、私もベルリンと東京の関係強化に尽力していきたいと思います。
7月 |
森鴎外没後100年を記念して、昨年12月から今年9月1日まで森鴎外記念館で開催されている特別展「鴎外ゆかりの場所~日本の記憶文化における文学者」を訪問しました。日本国内の鴎外ゆかりの地(津和野と東京都文京区のみならず、小倉、奈良、明治村も)の写真も飾られており、日本人には興味深い特別展示ですので、一度訪問されることをお勧めします(開館時間は12-16時で、木のみ18時まで)。ベルリン・ミッテ区にあるフンボルト大学の森鴎外記念館は、森鴎外が1887年から88年に医学研究のためにベルリンに留学した際の最初の住居にあり、森鴎外の人生や作品、当時の時代を振り返ることができる、非常に興味深い記念館です。
⇨ 森鴎外記念館を前回訪問した際の様子
25日(火)
東京都八王子市の姉妹都市であるヴリーツェン市を訪問しました。両市は、八王子出身の日本人医師である肥沼信次氏が、戦後間もない時期に町の唯一の医師として多くの人々の命を救ったという経緯を踏まえ、2017年に姉妹都市関係を結びました。私の訪問に際し、イルム市長は市庁舎前に日章旗を掲揚し、自ら出迎えて下さいました。その後、同市長と共に肥沼博士の業績を称える記念碑や、八王子側から寄贈された桜の記念植樹を訪ね、また、同博士の墓碑を訪れた後、市庁舎の肥沼医師関連の展示室に案内されました。そこで、市長ご自身が朗読される形で、八王子側から送られた肥沼医師の一生についての紙芝居を見せて頂きました。ポーランド国境に近い小さなドイツの町が、80年近い時の流れを経ても、日本では無名の日本人の偉業を忘れずに記憶に留めてくれていることに深く感謝いたします。
20日(木)
女子サッカーワールドカップを応援する当地の大使もしくは臨時代理大使がリレーするショート動画に出演しました。ドイツチーム、日本チームの健闘をお祈りします。
13日(木)
中谷元内閣総理大臣補佐官(国際人権問題担当)が当地に出張し、ビジネスと人権をテーマに、独連邦議会議員、独連邦政府関係者、有識者、民間企業関係者等と意見交換を行いました。連邦議会のニルス・シュミット議員(社民党)及びミヒャエル・ブラント議員(CDU)との面会には、私も同席させていただきました。(写真はブラント議員とのもの。)
12日(水)
ドイツを訪問された山中横浜市長がフランクフルト、ハンブルクの前にベルリンを訪れ、私の所も訪ねて下さいました。山中市長からは、スタートアップ企業の誘致に向けた取組や2027年横浜で開催予定の国際園芸博覧会に関してお話しがあり、私からはベルリンにおけるスタートアップの状況やドイツの内政・経済情勢についてご説明しました。
8日(土)
マルツァーン(Marzahn)の「世界の庭(Gärten der Welt)」において「Culture Meets Garden」というイベントが開催され、ロイバー庭園長主催のレセプションに参加した後、日本庭園と韓国庭園を視察しました。私は所用で見ることができませんでしたが、メインステージでは、日本人学校の子供たちが八木節の演奏やコーラス、ベルリンソーラン節のダンスを披露したと聞きました。今年20周年をむかえた日本庭園もぜひベルリンの皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
7日(金)
大使公邸において、ドイツ国防省・連邦軍関係者や当地の武官団を中心にお招きし、令和5年自衛隊記念日レセプションを行いました。賓客を代表して御挨拶いただいたラウベンタール連邦軍副総監からは、昨今の国際情勢を踏まえ、独連邦軍のインド太平洋への関与を今後も続けていくとして、インド太平洋地域における価値を共有するパートナーとしての日本との緊密な連携がますます重要となっており、日独両国間の防衛協力を更に深化させたい旨の発言がありました。
6月 |
大統領官邸にて行われた、フンボルト財団による稲垣史生・海洋研究開発機構(JAMSTEC)上席研究員・東北大学教授に対するジーボルト賞授賞式に出席しました。稲垣教授は深海海底下の生物圏の研究が専門であり、2005年にはブレーメンで研究をされ、その後ドイツ側チームと何度も共同プロジェクトを行っているそうです。
授賞式では、シュレーグル・フンボルト財団会長立会いの下、シュタインマイヤー大統領より賞が授与されました。
27日(火)
シュタインマイヤー大統領が外交団のために主催したノルトライン=ヴェストファーレン(以下NRW)州への日帰り視察旅行に参加しました。コロナ禍で二年間開催されず、昨年私は別件のため参加できなかったので、初めての参加となりました。独に駐在している国、国際機関の代表約170名が参加して、NRW州の全面的な協力の下で行われ、視察先のシーメンス・エナジー社から炭鉱であるツォルフェラインまではヴュスト州首相が、そこからエムシャーラント自然・水公園、ドルトムントのサッカー博物館、ノルトキルヒ宮殿まではノイバウアー副首相兼経済・気候保護相が同行されました。NRW州の過去、現在、未来を見ることができ、有益な訪問となりました。
23日(金)
公邸において日本人アーティスト交流会を開催しました。ベルリンを中心としてドイツ国内で活動をされている様々な分野のアーティストの方に集まっていただきました。ベルリン国立バレエ団の菅野茉里奈さんの全面協力の元、日本人ダンサーを中心にバレエ等の演目をご披露いただいた後は、分野を超えた日本アーティストの皆様にネットワーキングの機会を提供することができました。皆様の今後の益々の活躍を期待しています。
23日(金)
ベルリン日独センターにおいて、日独政府間協議やG7広島サミットの結果を踏まえた日独関係の発展に関するパネルディスカッションが開催され、私もパネリストとして登壇しました。フォンドラン・エルンスト・ペンスゲン財団理事長が司会を務め、その他のパネリストとして、サカキ・独学術政治財団(SWP)アジア研究部次長、シュトラック・独産業連盟(BDI)国際市場部長及びアダチ・メルカトル研究所(MERICS)アナリストが参加された他、約60名の方に参加頂きました。ディスカッションでは、特にロシアのウクライナ侵攻を踏まえた安全保障環境や経済安全保障などに関して、充実した議論が行われました。
23日(金)
スペシャル五輪の競泳の個人百メートルメドレーの決勝を平岡団長(スペシャルオリンピックス日本理事長)と一緒に観戦させて頂きました。Landsberger AlleeにあるEuropasportparkのプールで行われた試合は、健常者の競泳と異なり、非常に家族的な雰囲気で、他の選手に遅れて泳ぐ選手にも温かい拍手が惜しみなく送られ、順位がすべてというよりも、競技に参加している選手への共感、後押しが強く感じられました。そうした中で、私が応援した試合では、女子の鶴見あい選手が4位、男子の池上(いけうえ)選手は3位と、お二人とも健闘して好成績を残されました。
19日(月)
ドイツ連邦議会のリンネマン議員(キリスト教民主同盟(CDU)副党首)を公邸にお招きし、独内政についてお話を伺うとともに、日独関係、東アジア情勢などについて意見交換を行いました。
17日(土)、18日(日)
知的障害を持つ方々のスポーツの祭典で、IOCからも五輪行事として認定されている「スペシャルオリンピックス2023」がベルリンで始まりました。17日の夜はオリンピックスタジアムで各国の外交団も招かれて、開会式が開かれました。平岡団長を先頭に73名の日本選手団が堂々と入場されました。また、18日にはドリームサポーターの皆さんと一緒に日本サッカーチームの初戦を観戦しました。対戦相手のギリシャは優勝候補ということで、残念ながら勝利は逃しましたが、素晴らしいパフォーマンスを見せていただきました。
競技は25日まで続きますが、日本選手のみなさまがこれまでの練習の成果を十分に発揮されることを期待しています。
15日(木)
公邸において、ドイツ国際自動車製造者協会(VDIK)のレセプションを開催しました。私とルクジッチ連邦交通・デジタル省政務次官、ツィルペルVDIK会長が挨拶を行い、三人とも自動車業界における脱炭素化とデジタル化の促進の重要性を強調しました。屋外では環境に優しい日系自動車メーカーの車両を展示し(いすず、スズキ、スバル、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱)、公邸内では自動車やデジタル分野関連の日系企業による技術紹介を行いました(IHI、ゼンリン、DMP、東レ、日立、NIDEC、ホリバ、三菱電機)。
御参加いただいた各国の自動車メーカーとモビリティに関わる日系企業の皆様の、これからのますますのご活躍を祈念いたします。
15日(木)
2023年度からベルリンのランクヴィッツ地区の新校舎に移転して授業を行っているベルリン日本人国際学校を訪問しました。新しい教室での授業風景を見学したのは初めてとなります。同校の竹谷宗久理事長と中川勝美校長の案内で、全校で3クラスに分かれてのドイツ語の授業を見学しました。ドイツ語で算数の問題に関する質問が初級クラスで行われ、簡単ではない質問でしたが、子どもたちが回答できていることに驚きました。
大使館として、新しい校舎に移転した日本人国際学校を引き続き支援していきます。
12日(月)
メラー国防省政務次官を表敬し、独連邦軍によるインド太平洋地域への関与、安全保障分野の日独協力、東アジア情勢等について意見交換を行いました。
2日(金)、8日(木)
新型コロナウイルスに対する規制措置が撤廃されたことを受けて、ドイツ各地で文化行事がこれまで通りの形で再開されています。2日はシューハルト・ヴュルツブルク市長の招待で同市のモーツァルト音楽祭に、8日はユング・ライプツィヒ市長の招待でバッハ音楽祭(市長は病気のため欠席、イェニケ文化担当副市長が代行)に出席しました。ヴュルツブルクのレジデンツ、ライプツィヒのトーマス教会といった歴史ある会場で素晴らしい演奏を聴くことができました。
1日(木)
ベルリン州のハウアー州首相府次官を訪問し、ヴェーグナー州首相の就任に祝意を伝えました。また、来年のベルリン州と東京都との姉妹都市関係30周年を含め日本とベルリン、ドイツの関係についての意見交換を行いました。
5月 |
ナーゲル連邦銀行総裁を表敬し、G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議について印象を伺うとともに、日独の経済状況等について意見交換を行いました。
25日(木)、6月7日(木)
ベルリンのハレンゼー地区にあるベルリン日本語補習授業校と、ベルリンのヴィルマースドルフ地区にあるベルリン中央学園補習授業校を、コロナ禍での2年間のオンライン授業、コロナの感染防止対策下の対面授業もあって、今回、初めて訪問することができました。
ベルリン日本語補習授業校については、同日が授業日だった小学1、3、4年生と幼稚園年長のクラスを見学し、教科書の音読、漢字の読み書きを頑張っている小学生や運動会に向けて練習する幼稚園生の姿を見ることができました。その後、同校の橘田みさき理事長を始めとする理事会の皆様と、本年に創立50周年を迎える同校の今後について意見交換を行いました。
ベルリン中央学園補習授業校については、各2クラスが授業を行っていた小学1~4年生を各学年1クラスずつ見学し、国語の授業で先生の質問に活発に答える児童の皆さんを見ることができました。その後、同校の齋藤まゆみ理事長、近藤崇子校長先生と同校の活動等について意見交換を行いました。
ドイツで育つ日本の子どもたちに国語等の授業を通じて日本語を教えていくことは重要ですので、大使館としても引き続き協力していきます。
25日(木)
ドイツ連邦議会のツィンマーマン議員(社民党、デジタル委員会等所属)とドロスマン議員(社民党、国防委員会/外務委員会等所属)を公邸にお招きし、日独関係、両国の外交安保政策について意見交換を行うとともに、ドイツ・EUのデジタル政策についてお話を伺いました。
25日(木)
ドイツ連邦議会のハーン議員(キリスト教社会同盟:CSU、国防スポークスマン)を訪問し、安全保障協力を含む日独関係、東アジア情勢などについて意見交換を行いました。
24日(水)
大使公邸において、ジルビア・コッティング=ウール元独日議員連盟会長に対する旭日重光章の伝達式を行いました。伝達式には、ラング緑の党共同党首、ヴェンツェル経済・気候保護省政務次官、トリッティン連邦議会議員をはじめ11名の連邦議会議員も参加されました。伝達式においては、同氏が2013年から17年までの連邦議会第18会期に独日議員連盟の会長として、日独間の相互理解の促進に努めてこられたこと、現在の活発な日独交流の土台となる日独関係の発展に対する多大な貢献を行われたこと等の祝辞を述べました。コッティング=ウール氏からは、福島や広島への訪問を含むご自身の訪日の思い出が紹介され、今回の受章を名誉に感じるとして感謝が述べられました。続いて、トリッティン議員から、東京電力福島第一原子力発電所事故の被災者へのコッティング=ウール氏の支援等を紹介しつつ、同氏の日本との関係への熱意を称え、受章への祝意を述べられました。最後に、ラング党首から、福島の被災者に対するコッティング=ウール氏の共感、脱原発を含むドイツのエネルギー政策における同氏の取組等への敬意を述べて、乾杯が行われました。また、今回は、遠藤利明・日独友好議員連盟会長から、コッティング=ウール氏の受章に対するお祝いのメッセージが寄せられました。
23日(火)
ドイツ連邦議会のレスナー議員(デジタル委員長)とデッツァー議員(緑の党経済政策スポークスパーソン)を公邸にお招きし、G7広島サミットの成果について説明すると共に、経済安全保障やデジタル政策等について意見交換しました。
19日(金)
ハンブルクで開催された独日協会連合会総会の機会に開催されたハンブルク州政府主催の市庁舎でのレセプションに出席し、リークホフ州経済省次官、独日協会や日独協会の皆様とお目にかかりました。夜には、加藤在ハンブルク総領事と共にアルスター湖畔でレセプションを開催し、ハンブルク州政府と日本人会により打ち上げられた花火を鑑賞しました。ドレッセル州財務大臣はじめハンブルク州政府関係者、エズグル連邦議会副議長、フォン・ドナーニ元ハンブルク州首相、そして独日協会及び日独協会の皆様をお招きしました。市民レベルで日独友好関係を支えている独日協会や日独協会の皆様にお会いして、その活動についてお伺いする機会となりました。今後とも皆様の活動に協力していきたいと思っています。
16日(火)
グスタフハイネマン学校を訪問しました。30年以上前から日本語を教えており、5、6年生では第2外国語として必修科目になっています。また、東京の啓明学園中学・高校との交流は10年以上継続しているとのことでした。
8年生の授業では「日にち」を覚えるための歌を披露いただき、10年生では会話の練習を見せていただきました。生徒との意見交換では、大使の仕事やドイツと日本が共通に抱える課題について質問をいただきました。日本語学習を続けて、将来の日独の架け橋となってくれることを期待します。
13日(土)
大使公邸において、日本語スピーチコンテスト表彰式及び独日友好賞表彰式を開催しました。日本語スピーチコンテストの入賞者の方に賞状とスポンサーからの賞品をお渡ししました。ドイツにおける日本語学習者は、現在、12,000人ですが、今後さらに増えることを期待したいと思います。また、独日友好賞については、2021年の日独友好160周年の記念に、150周年の時に引き続いて、長年にわたる日独交流活動への献身的な貢献を称え、16組の皆様を表彰することを決めましたが、コロナの規制のために先送りせざるを得ず、ようやく、この日に実施することができました。
12日(金)
ブンデス2部のマグデブルクに伊藤達哉選手を応援に行きました。FCマグデブルクはニュルンベルクと2対2で引き分けたことで、来季も2部に残留できることになりました。おめでとうございます。これまでスーパーサブとして5ゴールを挙げている伊藤選手は、この日も後半約20分元気なプレーを見せてくれました。FCマグデブルクと伊藤選手のますますのご活躍を期待します。
11日(木)
本使公邸において、在ベルリンの農業アタッシェによる農務官の会2023年レセプションを実施し、ジェム・エズデミール連邦食料・農業大臣やドイツにおける食品関係企業の方々などをお招きしました。
昨今のロシアによるウクライナ侵攻に端を発した食料危機を目の当たりにして、改めて、私たちは二宮尊徳の「農は本なり」の意味をしっかりと受け止める必要があると挨拶で申し上げました。エズデミル大臣からも食料安全保障や持続可能な農業の実現のために国際的な協力が重要とのお言葉がありました。各国の農業アタッシェの皆様の、これからのますますの活躍を祈念します。
8日(月)
新任のトムス連邦財務省次官を表敬し、G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議を前に、日独関係、EU情勢等について意見交換を行いました。
8日(月)
ルクジッチ連邦デジタル・交通省政務次官を表敬し、交通分野の日独協力について意見交換を行うとともに、独の交通政策と気候保護の関連、ロシアのウクライナ侵攻による物流への影響などについて意見を伺いました。
3日(水)
齋藤法務大臣は、ドイツを訪問し、テーゲル刑務所を視察すると共に、マルコ・ブッシュマン連邦司法省大臣との間でバイ会談を行いました。そこでは、7月に東京で開催される「G7司法大臣会合」及び「ASEAN・G7法務大臣特別対話」での議論の内容や成果文書の方向性について意見交換が行われました。
4月 |
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27日(木) | ベルリンを訪問中の福島県内堀知事が大使公邸に来訪され、大使館との共催で「福島から感謝する」レセプションを実施しました。内堀知事からは「福島の未来」と題して日独の関係者を前に講演を頂き、再生可能エネルギーを重視されていることや福島の復興を巡る現状について説明を頂きました。レセプションでは福島県産の日本酒や、県食材を使ったメニューや「いかにんじん」、「しんごろう餅」等の郷土料理が振る舞われるなど、食と酒を中心に、福島県のプロモーションを実施しました。 | ||
27日(木) | ベルリンを訪問中の福島県内堀知事に同行して、レムケ連邦環境大臣と面会しました。レムケ大臣は、先日、札幌で開催されたG7気候エネルギー環境大臣会合に参加するため訪日した際に福島も訪問され、内堀知事にもお会いしています。内堀知事とレムケ大臣との間では、レムケ大臣から訪日の印象が語られ、内堀知事からレムケ大臣の福島県訪問を感謝すると共に、再生可能エネルギーや水素などの分野を中心に、福島再生に向けた未来志向な日独連携について意見交換が行われました。 | ||
24日(月) | ドイツ連邦議会のフリッケ議員(自由民主党:FDP)を訪問し、FDP党大会を含む内政につきお伺いすると共に、日独関係、経済安全保障、東アジアの安全保障などについて意見交換を行いました。 | ||
21日(金) | スロヴィク・ベルリン州警察長官を往訪し、日頃の在留邦人の安全確保に関して感謝するとともに、引き続きの協力をお願いしました。また、ベルリン州の犯罪情勢等について伺ったところ、同長官からは、窃盗犯件数が増加していることなどを踏まえ、犯罪情勢がコロナ前の状況に戻りつつあるとの認識が示されました。 | ||
20日(木) | ミュラー連邦食料・農業省政務次官を表敬し、G7農業大臣会合等を通じた食料システムの構築や持続可能な農業の実現、有機農業の推進に向けた日独両国間での協力の在り方、FTAと農業などについて意見交換を行いました。 | ||
20日(木) | シュトラック=ツィンマーマン連邦議会国防委員長(自由民主党(FDP))及びラムスドルフ同党副院内総務を当館にお招きし、日独関係、独内政、東アジア情勢などについて意見交換を行いました。 | ||
20日(木) | チャヤ・キリスト教民主同盟(CDU)幹事長を表敬し、日独関係、独内政、東アジア情勢などについて意見交換を行いました。 | ||
20日(木) | ラシェット連邦議会議員(キリスト教民主同盟(CDU)。前CDU党首)を表敬し、日独関係、インド太平洋情勢、独内政などについて意見交換を行いました。 | ||
18日(火) | ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州とデュッセルドルフ市共催の桜祭り祝賀レセプションにお招き頂き、河原在デュッセルドルフ総領事とともに出席し、ノイバウアーNRW州経済・産業・気候保護・エネルギー大臣やケラー・デュッセルドルフ市長とともに挨拶をさせていただきました。ノイバウアー大臣からはドイツがこれまで以上に日本との関係を重視しているとして、3月の政府間協議に言及され、ケラー市長からは昨年9月の同市長の訪日が素晴らしかったことなどを紹介されました。私からは、日頃のNRW州政府とデュッセルドルフ市の在留邦人、日系企業に対する支援に感謝の意を伝えました。 NRW州議会友好議連の皆さん、独側経済団体関係者や、多くの日系企業の方も参加しており、幅広い交流の機会となりました。NRW州及びデュッセルドルフ市のますますの発展と、州、市と日本との関係の更なる発展を願っております。 |
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18日(火) | 世界最大級の国際産業見本市ハノーファーメッセに招かれて、水素インフラや燃料電池の部品や試験装置等を扱う企業(高石工業、WELCON、HORIBA)や、サイバーセキュリティ用のソフトウェア等を扱う富士通、東レ・プレシジョン社やNISSEIの出展ブースを視察しました。また、長野県産業振興機構のイニシアティブの下、長野県に拠点を持つ複数の企業による共同ブースや、日系企業と独企業のマッチングを支援するジェトロのブースなども訪問しました。日本大使館としても引き続き、ヨーロッパやドイツへの日系企業の進出を支援していきたいと思っています。 | ||
15日(土) | ブンデスリーガのフランクフルト・メンヒェングラッドバッハ戦を家内と共に観戦し,その後、長谷部、鎌田、板倉の三選手とお目にかかることができました。鎌田、板倉両選手にはカタールW杯での素晴らしい活躍を讃えると共に今後の代表チームでの更なる活躍を願っていますとお伝えしました。フランクフルトの長谷部、鎌田両選手には、来月初めのドイツ選手権(ポカール)の準決勝で、遠藤、原口、伊藤の三選手が所属するシュトゥットガルトとの対戦での五人の日本人選手の活躍を楽しみにしていますと話しました。 また、たまたま15日から欧州で活躍する日本代表選手の視察に訪れていた日本代表チームの森安監督にもお目にかかることができ、森保監督にはW杯でのドイツ戦、スペイン戦の素晴らしい采配ぶりと勝利に感激しましたとお伝えしました。 |
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13日(木) | ドイツ工学アカデミー・アカテックのヴェルナー会長を表敬しました。アカテックはアカデミアと産業界が協働し、応用科学や技術に関する政策提言を行うアカデミー組織であり、ヴェルナー博士はアカデミア側の会長を務めています。同会長とは、昨年10月に旭日重光章の伝達式を大使公邸で開催して以来半年ぶりにお会いし、アカテックについて説明をしていただきました。 | ||
13日(木) | 大阪・関西万博の開幕までちょうど二年となった13日、ドイツ連邦経済・気候保護省でのドイツ・パビリオンのコンセプト発表会に出席し、ケルナー連邦経済・気候保護省政務次官と話をすると共に、「2005年の愛・地球博でもドイツ館は大変な人気でしたが、今回も楽しみにしている」との挨拶をさせて頂きました。今回のドイツ・パビリオンの主要テーマは、循環経済への取組とのことで、パビリオンのコンセプトは、日本語で「輪」「和」「わ!」を意味する言葉に合わせた「WA! Germany」とのことです。マスコットキャラクターや建物の具体的なデザインを知ることができ、二年後の開催が非常に楽しみになりました。 | ||
12日(水) | 本日、ブランデンブルク州ゴルセンにあるフジ・ブランデンブルク社の工場開所式が行われ、フィッシャー同州経済省事務次官とともに出席し、祝辞を述べさせていただきました。エンドウ豆由来の機能性食品素材を作る工場としては世界で初めてとのことで、ベルリン・ブランデンブルク空港から遠くないブランデンブルクの地が選ばれたことをとても嬉しく思うとともに、ドイツを起点にしてメイドインジャパンの植物由来食品・素材が世界に広まっていくことを期待しております。 | ||
3月 |
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28日(火) | リヒター連邦内務省事務次官を表敬し、フェーザー内相の日独政府間協議への出席のための訪日、サイバーセキュリティ分野における日独協力や両国の共通課題等について意見交換を行いました。 | ||
24日(金) | フランクフルトで開催されたサッカーU21日本代表のドイツ戦に招かれ観戦しました。観客数が6千人超で満員となる小さなスタジアムでの試合でしたが、日本にとってはアウェーではありながら、温かい雰囲気の中で行われました。試合は、前半の終了間際、日本はPKで失点した後、すぐに同点に追いつき、後半冒頭には勝ち越し後、すぐに追いつかれ、結果は2対2の引き分けでしたが、充実した内容で、パリ五輪以降の日本代表を担う若手の有力選手の活躍を臨場感を持って見ることが出来ました。また、ドイツの若手選手も、来年ドイツで開催される欧州選手権を含め、今後、代表候補になるチャンスのある選手も多く、随所に素晴らしいプレーを見せてくれました。 | ||
13日(月) | 用務帰国の機会をとらえ、神奈川県庁において黒岩神奈川県知事を表敬し、最近のドイツの事情と日独関係を説明するとともに、来年35周年を迎える神奈川県とバーデン=ヴュルテンベルク州の姉妹州県関係について意見交換を行いました。 | ||
2日(木) | メルツ・キリスト教民主同盟(CDU)党首(連邦議会CDU/CSU会派院内総務)を表敬し、日独関係、ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ支援、インド太平洋情勢、独内政などについて意見交換を行いました。 | ||
2日(木) | 来週独日議員連盟のメンバーとして訪日予定のレンツ連邦議会議員(CSU、独日友好議連副会長)を表敬し、日本の政治・経済情勢、ウクライナ支援等について説明すると共に、日独関係、東アジア情勢等について意見交換を行いました。 | ||
1日(水) | ニーダーザクセン州ハノーファー市内ホテルで開催された白馬クラブ新年会に出席し、リース同州経済大臣、加藤ハンブルク総領事などとともに挨拶を行いました。白馬クラブは、ニーダーザクセン州及び周辺地域に進出している日系企業と同州ドイツ企業及び州経済省関係者等の交流の場として1996年に設立されました。昨年6月のヴォルフスブルク市での夏期会合に続き、新年会としては3年ぶりの対面開催となりました。私からは、ニーダーザクセン州の邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、今年G7議長国を務める日本として、共通の価値観を有するドイツとの協力を、またニーダーザクセン州との経済分野をはじめとする協力を更に推進していきたい旨を述べました。 また、「ハノーファー96」(サッカー・ドイツ・ブンデスリーガ二部所属)で活躍する室屋成選手も出席され、サッカーを通じた経済・文化交流についても意見交換が行われました。今後、日本とドイツ、ニーダーザクセン州間の協力がさらに発展することを願っております。 |
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2月 |
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28日(火) | 大使公邸において、ドイツ政府関係者や当地の外交団を中心にお招きし、令和5年天皇誕生日祝賀レセプションを行いました。多くのお客様にお越しいただき3年ぶりに対面で開催できたことを喜ばしく思います。式典冒頭、私からの挨拶として、天皇陛下とドイツとの御縁に触れつつ、基本的価値を共有するパートナーとして昨年来更に深まった日独関係の各分野における直近の展開と、ウクライナ支援や法の支配に基づく国際秩序の維持等、G7議長国として日本の重視する点と今後の展望について述べました。 賓客を代表して御挨拶いただいたリントナー外務省国務大臣からは、現政権の連立協定にうたわれた日独政府間協議にも言及しつつ、昨今の国際情勢を踏まえ、日独の緊密な連携がますます重要となっている旨の発言がありました。また、独日議連のメンバーでもあるシュヴァルツリューア=ズッター内務省政務次官からは、「時代の転換点」を迎える中での日独関係の重要性に言及しつつ、乾杯の御挨拶をいただきました。 |
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28日(火) | 国家科学アカデミー・レオポルディーナのハウグ会長を表敬しました。レオポルディーナは1652年に創設され、現存する世界最古の科学アカデミーとのことですが、最近はコロナ対応や研究インテグリティ確保など、社会の急激な変化に伴う課題への科学的助言も発信しています。同会長とは、こうした現代社会における科学アカデミーのあり方などについて意見交換を行いました。 | ||
25日(土) | ドイツで活躍する日本人研究者の皆さんの交流会を大使館で開催するとともに、公邸でレセプションを行いました。分野・所属・肩書を越え、ドイツ全土から60名を超える研究者の皆さんが参加されました。会では小松英一郎マックス・プランク宇宙物理学研究所長よりドイツの研究環境やキャリア形成に関して講演をいただくなど、ご参加の皆さんにとって有益な機会となったのであれば幸いです。 JSPSボン研究連絡センターや若手研究者有志の方など、開催に向けて尽力いただきました皆さんに改めて感謝いたします。 |
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20日(月) | 16日から第73回ベルリン国際映画祭が始まりました。「#マンホール」(熊切和嘉監督、主演 中島裕翔)が「ベルリナーレ・スペシャル部門」に選出されており、昨夜、Kino Intenatinalにおいて鑑賞させていただきました。息つく間もない展開で、結末も予想外の面白い映画でした。SNSが身近な世代の方々では、より様々なことを感じられるのではないでしょうか。 今回は、「すずめの戸締り」(新海誠監督)が「コンペティション部門」に選出されている他、若手監督の作品も「フォーラム部門」に選出され、多くの方にご覧いただいているようです。日本映画がドイツの皆さんに親しまれていることを嬉しく思います。 |
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20日(月) | ベルリン工科大学(TUB)のラウフ学長を表敬しました。同学長は、TUB初の女性学長として昨年就任しましたが、同大学に在籍した経験のない初めての学長でもあるとのことです。また同学長は、政府のエクセレンス戦略の指定を受けるベルリン自由大学、フンボルト大学、シャリテ医科大学、TUBからなる「ベルリン大学アライアンス」のスポークスパーソンも務めています。同学長と、同アライアンスにおける大学間連携や、同大学と日本の大学との協力や留学生交流について意見交換を行いました。 | ||
17日(金) | ニュルンベルクで開催された有機食品見本市BIOFACHを訪問し、旧知のニュルンベルク・メッセの二人のCEOに挨拶すると共に、ジェトロがニュルンベルク・メッセと共にアレンジしたお茶や味噌、ゆず加工品などを扱う日本企業のブースと日本企業の単独出展ブースを視察しました。メッセは盛況で、有機食品に対する消費者の関心の高さを物語っていたと思います。日本産の有機食品のドイツ、欧州への輸出が増加するよう、日本大使館、総領事館としても引き続き側面支援して行きたいと思っております。 | ||
9日(木) | シュトゥットガルトに出張した機会に、カミュラー・シュトゥットガルト名誉領事の主催でリンデン美術館において行われた天皇誕生日レセプションに、前川ミュンヘン総領事と共に出席しました。当日はノッパー・シュトゥットガルト市長にもご出席頂き、式典後にお話をさせて頂いた他、シュトゥットガルト、ハイデルベルク、カールスルーエの日本語補習校関係者や、BW州独日協会、カールスルーエ独日協会、ハイデルベルク=熊本、バート・ゼッキンゲン=長井、フライブルク=松山、ビティッヒハイム・ビッシンゲン=草津の姉妹都市の関係者など、BW州にお住まいの多くの方とお目にかかることができました。 | ||
9日(木) | シュトゥットガルトに出張し、前川ミュンヘン総領事と共に、クレッチマン・バーデン=ヴュルテンベルク(BW)州首相を表敬訪問し、日独関係と、明年35周年を迎えるBW州と神奈川県のパートナー関係について、また、ロシアのウクライナ侵攻後の両国における国防、エネルギー政策と日独企業の協力等について意見交換を行いました。 | ||
7日(火) | 2日12日から14日まで日本を訪問する連邦議会外交委員会の方々(エルンドル議員(キリスト教社会同盟(CSU))(団長)、シュミット議員(社民党)、ミュンテフェリング議員(社民党)、ハルト議員(キリスト教民主同盟(CDU))、トリッティン議員(緑の党),レヒテ議員(自由民主党(FDP))及びモースドルフ議員(AfD)を公邸にお招きして、日独関係、日本の安全保障政策等について説明させて頂きました。 (※トリッティン議員とモースドルフ議員は、別の用件により途中退席されたため、写真には載っていません。) |
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7日(火) | ドイツ連邦議会のディルク・ヴィーゼ議員(SPD副院内総務)を訪問し、日独関係やアジアの安全保障情勢について説明すると共に、ウクライナ支援等について意見交換しました。 | ||
1日(水) | ベルリン独日協会主催で,ベルリン自由大学にて,日本とドイツ連邦共和国の修好70周年をテーマとした講演を行いました。ベルリン独日協会協会会員,ベルリン自由大学学生等,様々な年齢層の方々約100名が聴講してくださり,活発な質疑応答も行われました。多くの方に様々な観点から見た日独関係に興味を持っていただけたことを嬉しく思います。 | ||
1日(水) | ウェーデュル・ウィルソン・ハンス・アイスラー音楽大学学長を表敬しました。在籍生徒数約500名の学校の中に,日本人学生が9名も様々な分野で学ばれていると伺いました。優秀な日本人学生の方々のご活躍を願っています。 | ||
1月 |
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27日(金) | デュッセルドルフ日本商工会議所主催の新年賀詞交換会にお招き頂き、河原在デュッセルドルフ総領事とともに出席し、挨拶をさせていただきました。コロナ禍の影響により3年ぶりの開催ということで、デュッセルドルフ日本商工会議所の奥村前会頭、佐藤新会頭、ノルトラインヴェストファーレン州経済・産業・気候・エネルギー省トラウペル局長、デュッセルドルフ市ヒンチェ助役の参加も得て、約250名が出席された盛大な会となりました。 | ||
27日(金) | デュースブルク市にあるティッセンクルップ社を訪問し、ニコラス・ボルツェ同社日本グループ代表等から同社のカーボンニュートラルを目指してのグリーン水素等の事業、ティッセンクルップ・ニューセラジャパン等についての説明を受けるとともに、製鉄プロセスから排出される排ガスから水素等を回収し、化学プロセスで有効利用する工場(Carbon2Chem)の視察を行いました。 | ||
27日(金) | デュースブルク市にあるデュースポート社を訪問し、マルクス・バンゲンCEO等と意見交換を行うとともに、同社の運営する港湾や、日系企業も入居する貨物集積所(ログポート)の視察を行いました。デュースブルクは欧州最大の河川港ですが、デュイスポート社は河川のみならず、デュースブルク近郊に陸上のログポートを含めて6ヶ所のログポートを有し、中国からの鉄道輸送(一帯一路)の欧州側の終点でもあるそうです。 | ||
26日(木) | 大使公邸において、在留邦人の皆様をお招きして、令和5年新年賀詞交換会を行いました。デュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘン等の日本人会等の方の御出席も得て、鏡開きを行う形で、3年ぶりに開催できたことを喜ばしく思います。なお、開催に当たっては、当地における新型コロナウイルス感染症対策が完全には撤廃されていないことも踏まえ、例年よりも規模を縮小した形で、感染防止対策をとった上で開催いたしました。 | ||
26日(木) | ドイツ外交政策協会(DGAP)のヴォルフ所長を表敬し、アジア及び欧州の安全保障情勢について意見交換を行ったほか、日本とDGAPとの協力関係強化についても議論しました。 | ||
25日(水) | 築城智選手が所属するベルリンのバレーボールチーム、Berlin-Recycling-Volleys の試合を観戦しました。3セット連続先取し、欧州チャンピオンズリーグへの準々決勝進出を勝ち取った素晴らしい試合となりましたことを大変嬉しく思います。今後も当地でご活躍されることを期待いたします。 | ||
25日(水) | ノウリプール緑の党共同党首を表敬し、日独関係、東アジア情勢について説明すると共に、ウクライナ支援等について意見交換を行いました。 | ||
25日(水) | シェレンベルガー・ザクセン=アンハルト州議会議長と、日本とザクセン=アンハルト州との交流について意見交換を行いました。ザクセン=アンハルト州は、クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会・城と旧市街、ナウムブルク大聖堂やアイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群など多くの世界文化遺産が集積していますが、この日は、マグデブルクやハルバーシュタットの大聖堂等、世界遺産にはなっていない優れた文化財を日本に紹介したいとして来訪されました。今後、文化の面における日本との交流の活発化が期待されます。 | ||
24日(火) | ライプニッツ協会のブロックマイヤー会長を表敬しました。同協会は、ドイツ全土に97の研究所・博物館を擁する、ドイツの主要な研究機関の一つです。同会長と、科学技術分野の日独協力やドイツの科学技術政策などについて意見交換を行いました。 | ||
23日(月) | 毎年恒例のベルリン独日協会主催音楽コンサートを当館多目的ホールで実施しました。ピアノ、バイオリン、テノール、フルート、琴により、日本の曲を含む多くの曲を演奏して下さり、新年に相応しい素晴らしいコンサートでした。今後も当地でご活躍されることをお祈りいたします。 | ||
23日(月) | ゲーリング=エッカート独連邦議会副議長(緑の党)を表敬し、ロシアのウクライナ侵攻後のドイツ国民の反応についての見方を伺うと共に、東アジア情勢等について説明しました。 | ||
21日(土) | ベルリン農業大臣会合に出席するために当地出張中であった野村農林水産大臣は、エズデミル連邦食料・農業大臣とバイ会談を行いました。その中では食料安全保障の確立に向けた持続可能な食料システム、特に有機農業の推進について意見交換を行うとともに、野村大臣から、EUの日本産食品に対する放射性物質輸入規制の早期撤廃を要請しました。 | ||
18日(水) | 連邦議会デジタル委員会のレスナー委員長(同盟90/緑の党)及びツィンマーマン議員(SPD)を訪問し、現在のデジタル委員会の主要論点、昨年10月のツィンマーマン議員を団長とするデジタル委員会代表団の訪日、本年4月のG7デジタル・技術大臣会合、日独のデジタル政策の動向などについて意見交換を行いました。 | ||
16日(月) | 今年のG7デジタル・技術大臣会合に向けて当地に出張した河野太郎デジタル大臣は、フォルカー・ヴィッシング連邦デジタル・交通大臣との間で会談を行いました。そこでは、DFFT(Data Free Flow with Trust)の推進に向けた国際協力の枠組み等について議論し、今回のG7の成果に向けて、一層詳細な議論を進めていくことを確認しました。 なお、同日行われたドイッチェ・ヴェレによる河野大臣に対するインタビュー動画はこちらです。 |
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16日(月) | ベルリン市内で開催されたドイツ研究振興協会(DFG)の新年レセプションに出席し、カーチャ・ベッカー会長にお会いしました。 コロナ禍の中断を経て3年ぶりの開催ということもあり、ドイツの政界、大学、研究機関からも多数の参加があり、ドイツの学術界を率いる方々とお会いすることができました。DFGや各機関と日本との交流・協力の更なる進展を期待します。 (写真左から:オーバーグフェル・ライプツィヒ大学学長、シュッテ・フォルクスワーゲン財団事務総長(前連邦教育研究省事務次官)、ベッカー・DFG会長) |
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12日(木) | シュタインマイヤー大統領主催の新年レセプションが、コロナの中断を経て3年ぶりに大統領官邸で開催され、私も大使として3度目の冬に初めて出席することができました。シュタインマイヤー大統領からは、11月の訪日について日本側のおもてなしに感謝しているとのお言葉を頂きました。 | ||
12日(木) | ベルリン芸術大学で開催された「A THIN LINE “世界を説明する”」という展覧会に出席し、パルツ(Nobert Palz)同大学学長、ヴェーバー(Ina Weber)同大学教授にお目にかかりました。この展覧会では、ベルリン芸術大学と愛知県立芸術大学のそれぞれの学生のドローイング作品をお互いの大学で展示するというコンセプトの下、ベルリン芸術大学では愛知県立芸術大学の学生のみなさんの作品が展示されていました。この展覧会は、ヴェーバー教授より竹内孝和愛知県立芸術大学准教授の協力により実現されたというお話をお伺いし、日本の学生のみなさんの作品をベルリンで拝見できたことを嬉しく思うとともに、日独両国の交流が深まっていくことの素晴らしさを改めて実感いたしました。 |