日独交流160周年オープニングに際する柳大使のメッセージ

2021/1/24
 日独交流160周年のオープニングに際しまして、御挨拶させていただきます。
 
 日本とドイツの交流は、1861年1月24日に江戸で日本と当時のプロイセンが修好通商条約を調印して始まりました。その後、ドイツ北部連邦諸国との間にも同様の条約が結ばれ、ドイツとの間の全面的な関係に発展していきました。

 2021年はこの条約の調印から160周年という日独交流の記念の年にあたります。2019年2月に安倍総理大臣(当時)とメルケル首相が東京で会談した際、この記念すべき年を「日独交流160周年」として、日独間の相互理解と交流を更に深める機会とすることで一致しました。
 
 日独関係の歴史を振り返ると、19世紀に近代国家を目指し始めた日本は、ドイツから、法律、医学科学等の学問や音楽等の分野で多くを学んできました。第二次世界大戦の後、自由、民主主義や法の支配といった基本的価値を共有する国として、日独両国は共に経済復興を遂げ、1990年のドイツの統一を経て、日独関係は政治・経済は言うまでもなく、科学、学術、文化・芸術といった幅広い分野において極めて緊密になっております。これは、マックスプランクと理化学研究所の協力をはじめとする研究所間の協力や、1600以上の大学間の協力など例を挙げれば枚挙にいとまがありません。また、日本では60を超える日独協会があり、ドイツでも50を超える独日協会が草の根に日独交流に尽力されており、姉妹都市関係もベルリン・東京など56の自治体にものぼり、交流事業を行っております。
 
 また、今年の7月から9月にかけては東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定です。同大会が人類が新型コロナウイルスに打ち勝ったあかしとして、また、東日本大震災からの復興を世界に発信する機会となり、ドイツからも多くの選手が参加されることを期待しています。
 
 現在、世界中の国々がコロナの脅威に日々さらされており、残念ながら、まだまだ事業の開催には制約が伴うことも多いと思いますが、日独交流160周年においては、コロナに負けずに両国で開催される様々な事業を通じ、これまでの日独交流を振り返ると共に、未来に向けた日独関係の構築のため、幅広い分野での相互理解が深められ、両国の結びつきが更に深まることを期待しております。また、皆様一人一人がこれからも日独交流の担い手となってくださることを強く願っております。

日独交流160周年関連情報

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